2008年07月03日

[cinema]JUNO

原題:Juno
監督:ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コーディ
出演:エレン・ペイジ,マイケル・セラ,ジェニファー・ガーナー,ジェイソン・ベイトマン,アリソン・ジャネイ,J・K・シモンズ,オリビア・サルビー
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/juno/

全米では異例の大ヒットを記録,アカデミー賞にもノミネートするなど多くの話題を提供した10代で妊娠した女子高生の小気味好いドラマ。

この10代で妊娠というテーマを日本がで作品化すると,何かと暗くて妊娠した女子にとっては世間の風当たりも強く,とにかく前途多難な作風になるもんだが,本作は暗いところなど一つもなく,とにかく明るく楽しい映画に仕上がっている。

一番楽しいのが,主人公ジュノの軽快でノリのいい台詞の応酬。
日本のことすら分からないのに,あっちの10代が普段どんな言葉で友人などと話しているかなど知らないが,とにかく今までの映画では見たことのない若さに溢れ,勢いある台詞がたくさんあり,それでいて不愉快にさせるようなところがまるでないので,とても新鮮なものを感じた。

また,最初こそ妊娠したという事実に焦りを見せていたが,子供を産むことを決意し,産んだ子供は,子供に恵まれない夫婦の元に養子に出すため即行動するといった,バイタリティ溢れる行動力も見ていて痛快。
ついでに,一見無責任に思えそうな養子の件も,10代で育児をするのは無理だと自分なりに考えた結果であることも分かり,思慮もそれなりにあり,とにかく前向きに行動する主人公には好感を抱くばかり。これは確かに愛されるキャラクターだなと思える。

主人公以外にも,ジュノの親友は両親など,この手の話だったら絶対妊娠はおろか出産など引き返せないところまでこないと許さないような位置づけの人物たちも,彼女の出産に賛同し,養子の件も含めて協力的だったりと,周囲で支えるキャラクターのよさが目立つ。

一方,主人公の周りにいる父親以外で登場する数少ない男キャラクターは,ちょっと情けないやつばかりになっているため,それが残念というか,男としては居心地の悪いを覚えた。
ジュノを妊娠させたボーイフレンドは,彼女の妊娠に他人事のように振舞ったりするし,養子縁組した先の夫のほうは,ジュノにちょっかい出したり,奥さんから自由になりたいとか子供を持つ自信がないと土壇場になって逃げ腰になったりと,とにかく男ってバカだよねって言われてるような気がしてならないのは気のせいだろうか。

男キャラの扱いはアレだが,それ以外は10代で妊娠ということにすら前向きに生き,そしてそんなジュノを暖かく支える周囲の人々の面白おかしい奮闘劇は,とても満足のいくものだった。
ラベル:ドラマ 映画
posted by タク at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。