2008年07月12日

[cinema]近距離恋愛

原題:Made of Honor
監督:ポール・ウェイランド
脚本:デボラ・カプラン,ハリー・エルフォント,アダム・ステイキエル
原作:アダム・ステイキエル
出演:パトリック・デンプシー,ミシェル・モナハン
公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/madeofhonor/

全米でスマッシュヒットを飛ばしたラブコメ。丁寧なつくりではあったが,ラブコメとしてはいまいちはじけきれておらず,笑える部分が少なかったり,アメリカ映画らしい無神経なところが目立つ作品に仕上がっていた。

数多の女性と恋愛ゲームを続けるプレイボーイのトム。そんな彼には,男女の関係を超えた親友のハンナがいるのだが,ハンナが出張でスコットランドに行っている間,実は女性としてハンナのことが好きだと気づいたトムは,彼女が帰国した時,一緒に住もうと告げることにするのだが……。

ハンナの花嫁付き添い人になってくれるように頼まれたトムは,友人たちの助言で結婚をやめさせるように色々工作を重ねるのだけど,期待していたようなドタバタや空回りは見られず,そのほとんどが子供じみた嫌がらせ程度。あまりのテンションの高さに観客置いていくようなことや下ネタを入れたりするのはさすがに安直すぎるので嫌ではあるが,かといってこの映画のようなはじけきれないばかりに淡々としているのもどうかと思った。

この映画で笑いを取ろうとしているところは,正直あまりいいやり方とは思えないのが多くある。

トムが(意図せず)体を張ってやったオーバーリアクションなハプニングや,ハンナと婚約者のバカップルぶりはともかくとして,スコットランドの伝統料理(内臓や脳を使った料理)や貴族の習慣といった文化のギャップそのもので笑わせようとしている向きがあり,スコットランドの貴族というものが実際この映画のようなことをしていたとしたら大変失礼じゃないかと思える内容。この映画で描写されたものが,そっちの人たちにとっても笑えるようなフィクションであることを祈るばかり。

あと,ハンナがトムに気があるそぶりを見せたり,婚約者とのやりとりで裏で結婚式で何か企んでいるんじゃないかと思わせるところが随所にあって,ちょっとした驚きのラストが待ってるんじゃないかと妄想したのだが,そういうひねくれた要素は一切なし。よくも悪くも予定調和なラブコメのハッピーエンドで終わったときは,妄想と違っていたことに思わずズコーとしてしまった。

好きな女性の結婚付き添い人になった男が主人公である以外はいたって普通なラブコメ。ちょっと特殊な設定に過度な期待は禁物というところか。
ラベル:映画 ラブコメ
posted by タク at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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