2008年10月06日

[cinema]アイアンマン

予告をもっとワクワクするようなものに編集することはできなかったのだろうか。かなり地味な作品だと思っていたら,ロボットもの(パワードスーツを着てるので正確にはロボットとは違うが)として十二分に楽しめる映画で,地味な印象が一気に吹き飛ぶ面白さがあった。

巨大軍需企業の社長として天才的頭脳をもって数々の兵器を開発し,一躍時の人となったトニー・スターク。映画の冒頭で,彼が開発した新兵器のお披露目中にテロリストの攻撃にあい,拉致され,彼らのアジトにある兵器を使って新型ミサイルを作れと脅される。

拉致監禁までの流れは結構迫力があって圧倒されるんだけど,その後,主人公と一緒に監禁されている医者とともに,監視カメラがあるにも係わらず注文されたミサイルを作り始めたあたりから笑える展開に。そもそもミサイルじゃなく,今思いついただろってばかりの設計図を元にアイアンマン試作機となるパワードスーツを作り始め,しかもそれで脱出できることを信じきる医者の楽観主義にも驚かされるが,それ以上にびっくりなのが,いくら画質が粗いとはいえどう見てもミサイル作ってないのがわかるのに華麗にスルー…てか,新型ミサイルだと思っちゃうテロリストの皆さんの憎めないおバカぶりに愛着すら沸きそうになった。

テロリストの目を盗んで?製作したアイアンマン試作品で見事脱走に成功した主人公は,その経験から自分が産み出しているのが人を殺すだけのものであることを身をもって実感し,兵器開発をやめることを断念。その裏で,試作品だったアイアンマンのスーツを開発し始めるって矛盾があるんだが,スーツ完成までの社長自ら体を張った実験や,助手を務める作業ロボットたちとのやりとりがコント仕立てになっていて,そんな矛盾も観ている間はとても楽しいので気にならなかった。

スーツ完成後,未だ自分の作った兵器がテロリストに使われていることを知ってスーツを装着,遠い現場まで向かうんだが,スーツ装着の過程が変形ロボットの変形シーンみたいで個人的に気に入ったし,飛行能力も思ったよりスピーティで迫力があって見応えたっぷり。アクションシーンも,その後現れるアイアンマンと同様のスーツを着たやつとの戦いを含めてロボットもののような重量感のあるぶつかり合いがあり,派手さはないものの地味という印象もない,ロボットもの好きとしてはかなり楽しめるアクションだった。

また,主人公と秘書や軍に所属する黒人軍人とのやりとりも小粋で息のあったいいコンビぶりを見せてくれ,スーツのアクションや技術以外にも楽しませてくれた。

エンドロール後に原作ファンには嬉しいらしい次回作に繋がる仕掛けがあったのだが,そこにサミュエル・L・ジャンクソンが胡散臭いコスプレで出てきて思わず吹いた。てか,この人が出てくるとただでさえB級な映画がさらにB級臭を漂わせるな。

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原題:Iron Man
監督:ジョン・ファブロー
脚本:マーク・ファーガス,ホーク・オストビー,アート・マーカム,マット・ホロウェイ
出演:ロバート・ダウニー・Jr.,テレンス・ハワード,ジェフ・ブリッジス,グウィネス・パルトロウ
公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/
posted by タク at 00:03| Comment(0) | TrackBack(1) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 「アイアンマン」、観ました。 兵器会社の若き社長トニー・スタークが陰謀に巻き込まれ、窮地に追い込まれる。絶望の底でトニーは鋼鉄の...
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