2008年12月13日

[ライトノベル]アカイロ/ロマンス2

新キャラも登場したけど,やっぱり突出した個性というものが出せてないのが気になった和風伝奇モノの続編。

1巻のときにキャラクターの個性がいまいちと突っ込んだけど,2巻の新キャラ3名もまた微妙な位置に立っている。

一番の目玉新キャラは人一倍猜疑心が強いという型羽というキャラ。景介に対して不信感を抱き,景介を陥れようと目論んでいるかのような口ぶりをするんだけど,幼女キャラなせいで単なる幼さ故の反抗心程度にしか感じられなかった。

一応,景介に対する不信感の理由も明かされ,型羽の性格がただの幼さだけではないことは読み取れるものの,第一印象を覆すほどのインパクトはなく,終盤でのお約束なデレ期を迎え,一体猜疑心の強いという設定はなんだったのだろうか,と呆然。

敵側にも優等生タイプと奇抜な衣装を着たイカレた姉ちゃんが登場。いかにもステレオタイプなキャラすぎたせいか,優等生キャラのほうは出番のあるシーンが地味すぎたのであまり印象に残らなかった。イカレ姉ちゃんのほうは格好の奇抜さと強烈なサドっ気があり,さらには枯葉の父親を殺した相手とあって今回のラスボスにもなってはいるんだが,1巻のラストで本性を現して敵となった秋津のケロッと残忍さを見せてくるサドぶりのおかげで影が薄くなってしまった感じ。まぁ,所詮は脇役ということなんだろうか。

お話全般については,今回もあまり面白みというものを感じない内容。棗邸で人生ゲームをやってるところや,洋楽を聴いた枯葉が英語で歌い始めたかと思ったらほとんど英語が言えてなかったり,この作品でかなり重要な位置を占めている「つうれん」という武器を妙なものにしたりと,ほとんど枯葉のボケが絡んだところくらいしか面白いところはなし。

唯一気になっていた景介の姉については今回は一切進展なし。てか,枯葉たちと絡むことでほんとに姉の現状を把握できるのか,これ。いまいち関連性が見えないんだけど,どうなってるんだろ。


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藤原 祐
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posted by タク at 23:04| Comment(0) | TrackBack(1) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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