2009年03月14日

[cinema]ディファイアンス

第二次世界大戦中,ナチス・ドイツのよる迫害から約1200人ものユダヤ人を救ったというビエルスキ兄弟。その実話を元にした映画。

実話を元にしたから,というわけかは分からんがかなり地味な内容。一応アクションもあるにはあるが,基本的に森の中で隠れ住んでいるため,地味なものが多い。唯一,ドイツ軍に包囲されつつある森から抜け出た後の平野での攻防戦は,戦車やら機銃やらがあってそこそこ見応えはあったが,それでもこの映画限定で見応えがあったというだけで,他の映画と比べるとかなり地味な印象は拭えなかった。

タイトルにディファイアンス(防衛線)とついているので,もっと自分たちの住む場所を守るための攻防がいくつも起こり,いつ襲ってくるか分からないという緊迫感ある展開が多いのかと思ってたが,そんな期待はするだけ損だった。

ビエルスキ兄弟が森の中で構築したコミュニティは結構まったりしており,危機らしい危機は食料危機に陥るか,血の気の多い内部の人間によるぶつかり合い,そして食料を略奪した老人の通報でナチス・ドイツに味方する地元警官隊が駆けつけたくらい。あとは恋愛模様をまじえた淡々とした生活が主で,その恋愛ネタも登場人物多すぎて個々のエピソードが消化不良というか,一応事実としてあったから入れておかないとな,というおまけな印象だった。

脚色は多分にあるにしても一応実話が元なんで,完全なフィクション映画のように劇的な出来事がそう何度も起こりまくることはないのは分かるが,それでも映画としての見所というものがもっと用意してほしかった。

結構面白いというかよかったなと思えたのが,ビエルスキ兄弟たちが復讐と称して周辺に住むドイツ人?を殺しまわったり,農民たちから食料を略奪行為を働いたりといった,一般的な英雄としてのイメージと離れたエピソードも盛り込んでいたこと。生きるためには決して綺麗事ばかりではやっていけないし,こうしたエピソードを交えることでより人間味というものが出てくるもんだが,ドラマ性ってあまりない映画だからそれほど効果的なものではなかったのが悔やまれるところか。

公式サイト
ラベル:映画
posted by タク at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。