2007年08月19日

[ライトノベル]ダークエルフの口づけV

ダークエルフの口づけ 3 (3) (富士見ファンタジア文庫 21-83 ソード・ワールド・ノベル)ダークエルフの口づけ 3 (3) (富士見ファンタジア文庫 21-83 ソード・ワールド・ノベル)
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[タイトル] ダークエルフの口づけ 3 (3) (富士見ファンタジア文庫 21-83 ソード・ワールド・ノベル)
[著者] 川人 忠明
[種類] 文..

前回でアンダーグラウンドな世界を楽しむことは絶望的だと思ったので,今回は王道のファンタジー物として読んでみた。そしたら意外と悪くなかったというか,とある濃いキャラクターのおかげで作品自体が面白くなってた。

今まで圧倒的な強さを見せ,素知らぬ顔で事件の裏で何かと手を伸ばして全体像を常に握ってる感があったツンツンでちょっとデレ気味のベラ嬢だったけど,今回は完全に巻き込まれ気味。
冒頭で20年前の話が出てきて,ララサベル邸に侵入した際に魔剣を持った戦闘狂のララサベル伯爵と対決して負けたり,会館を襲われた時に完全に裏かかれてアマデオが攫われたり,アマデオ救出の際に同時に依頼されたサンク・ベラスタに投獄された囚人フィゲロアの暗殺におけるある真実を知らなかったりして,これまでと比べて反感をあまり覚えなかった。まぁ,あとアマデオからちょっと避けられ気味だった前半は,なんだかんだでちょいと気にしてるような心理も読みとれたりしたので結構満足。

毎度情けないキャラクター全開のアマデオ君は,今回もエビータの護衛としての力量を測るために名前でしか出てこなかったララサベル公爵と手合わせしてフルボッコされるわ,ベラの友人でヴァンパイアになったベラデレのダークエルフに連れ去られたり,連れ去られた先で自分の父親だと名乗るおっさんにバカ扱いされるわ,と散々。でも,こんなんでも今回の経験でちょっと大きくなった感を最後に感じられたんで次回以降期待。と言っても,次巻でシリーズ完結するとかあとがきで宣言されてるから活躍できるか微妙だなぁ。

今回もっとも楽しませてくれたのが,戦闘狂伯爵のララサベル。過去の話ではかなり若いはずなのに古くさい喋り方するし,それでいて魔剣なくても圧倒的なんじゃないかと思える剣術で暴れまくるし,とにかく今回のアクション面をすごく面白くしてくれている。
一方で,同じアクションでもレッサー・ヴァンパイアとベラの部下たちとの戦闘は,なんか集団でぶつかり合ってるようで一見派手そうなんだけど,描かれている範囲ではクリスタルみたいなのを投げつけて封じ込められた魔法を炸裂させて斬りかかったり程度で,迫力あるのやら地味なのやらさっぱり。下等ながらも人間を圧倒するとかいうレッサー・ヴァンパイアの存在もいまいちすごさを実感できず,当然そいつらと戦っても生き延びているやつらのすごさも実感できない。ちょいと物足りなさを感じた。

何はともあれ次巻で完結するそうだが,謎というよりも色々とキャラクター出し過ぎて収拾がつかなそうな規模だけど,ダラダラと長引かせるよりはバッサリ終わらせた方が好きなので,ラストがどうなるかを楽しみにしていよう。
posted by タク at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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