2007年09月19日

[ライトノベル]七不思議の壊し方

七不思議の壊し方 (電撃文庫 さ 11-5)七不思議の壊し方 (電撃文庫 さ 11-5)
販売元 : Amazon.co.jp 本
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[タイトル] 七不思議の壊し方 (電撃文庫 さ 11-5)
[著者] 佐竹 彬
[種類] 文庫
[発売日] 2007-09-10
[出版社] メディアワークス


今月の電撃文庫新刊で唯一購入。題名だけ見たときは七不思議って題材だけにホラー要素があるのかと思っていたのだが,表紙見ると明るい感じ。あらすじ見ると,どうやら舞台となる学園で起こる七不思議なSAWと呼ばれる謎の集団によって作られるもので,本当の怪奇現象ではないらしく,また,本作での七不思議を起こすのは偽物だそうで,そいつらが何者なのかというのを解き明かすような作品のよう。期待していたのとはまた違った楽しさがありそうだと思って読んだところ,期待以上に面白かった。

物語はいきなり夏休みで,主人公らしい眼鏡少年とロリっ子ヒロイン,あとSAWのメンバーである4人が集まって次回の七不思議の企画を練るところから始まる。なんとも中途半端な時期から始まるんだなぁ,とか,5月の事件がどうとかいう話が出てきて,なんか前日談があるみたいだと不思議に思いつつもそんなの無視で読み続け。正直,本題となる偽者探しじゃなくても,SAWという集団がどうやって七不思議を引き起こすのかというだけでも興味深い。それと,主人公とヒロインも合わせたSAWのメンバーたちがあまりくどくない程度に性格付けされているように感じ,キャラクター先行ではないなっていうのが感じ取れたのが好感触だった。

夏休みが終わって2学期に入ったころに,偽SAWが登場して周囲を危険にさらすほどの七不思議を起こすようになってから本番開始。いきなりポルターガイストが起こったり,2番目に火の玉を発見したり,終いには首つり死体の登場など,七不思議というより心霊現象チックなものばかり発生し,一体誰がなんのために,どうやって現象を起こしてるんだ? という謎にうまく吸い込まれていく。

七不思議という題材を学園ミステリーとして描くというのはとても面白いと思った。ただ,最初のポルターガイストは起こった時の描写がなく,結果と後日の調査による証言程度で終わっていたり,4番目の七不思議の発生で一番重要な「誰が」っていうのがほぼ丸分かりになってしまい,犯人を特定した時の驚きが全くなかった。そのあたりに詰めの甘さがあったかな。

本編では驚かなかったが,最後にあとがきを読んでこれが続編だと知った時は一番驚いた。前作を読んでなくても意外と読めるんだなぁ,と思いつつ,あとがきに書いてあるように前日談として前作を読んでみようかなって思った。
posted by タク at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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