2007年09月26日

[cinema]ファンタスティック・フォー/銀河の危機

原題:Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer
監督:ティム・ストーリー
脚本:ドン・ペイン、マーク・フロスト
撮影:ラリー・ブランフォード
音楽:ジョン・オットマン
出演:ヨアン・グリフィズ,ジェシカ・アルバ,クリス・エバンス、マイケル・チクリス,ジュリアン・マクマホン,ローレンス・フィッシュバーン,他
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/f4_2/


アメコミが原作だけあって全米で世界興収のほとんどを稼いだ前作のヒットから2年。さらなるスケールアップをもって作られたと思われる2作目は,前作以上にとてもファンタスティックとは言えないものだった。

前作と比べてスケール自体は本当にアップしている。前作と同じキャストが今回も集い,さらに地球が滅亡するかもしれないという危機,原作で人気が高いらしいシルバー・サーファーというキャラクターが出てくるなど,これをスケールアップと言わずしてなんと言おうかというくらいに素材は揃っている。にも関わらず,この作品は日本での知名度の低さ,地味さを体現したかのようにストーリーの展開が地味。

まず,シルバー・サーファーが地球を滅亡させるにあたって下準備をしているという姿が既に地味になっている。いや,下準備をするなとは言わないのだが,地球の核に向かって穴を世界中で空けているのは分かるのだが,その描写が「ちょっと穴空けていきますね」って感じで,あまり深刻な事態とは思えないくらいにあっさりしているのだ。
それと,前作では強大な敵に4人がチームワークで立ち向かい,また街の人々を戦いながらも守っていくという姿が地味ながらも熱い展開で楽しかったのに,今回はあまりチームワークというものも見られず,人助けもあるにはあるけど,戦いながら守るというシチュエーションだったからこそ熱かった救助活動も,敵は既に飛び去り,後処理でしかないという感じになってしまってはとても興奮できるものではなかった。

盛り上がるところとしては,予告などで散々使い回されてるシルバー・サーファーと全身炎に包まれるにーちゃんの追いかけっこと,前作で死んだと思われたラスボスが復活してまた悪さをしているのを,これまた炎のにーちゃんが今作限定で手に入れた他のメンバーの能力をもらうことができるというのを使って一人で立ち向かうシーンくらいなもん。チームワークで活躍するのが本作の肝だろうに,チームで活躍するのなんてほとんどなく,とりあえず炎のにーちゃん以外は一回くらいは能力使って活躍させないとね程度のオマケ感覚のため,持ち味をほとんど活かせてない状態で,盛り上がるのは1対1での戦闘くらい。それすら他のアクション映画と比べると迫力もなく盛り上がりに欠けるし,さらにもろCGっていうのが分かる質感になってしまっているので萎え気味になってしまうのだ。せっかく前作がヒットしてお金がたくさん使えるようになっただろうに,CGが浮きまくってるのを見た瞬間は落胆したものだ。

最後に,多少面白いと思えたところとしてはファンタスティック・フォーのメンバーがどんだけ活躍していても,その活動中にパトカーなどを破壊すると請求書がくるという事実が判明したくらいだろうか。そこはなんともヒーローにも世知辛い現実だなって感じで笑えはした。
posted by タク at 23:53| Comment(0) | TrackBack(1) | 2007年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/57429748

この記事へのトラックバック

ファンタスティック フォー 2 撮影のご紹介です!
Excerpt: [cinema]ファンタスティック・フォー/銀河の危機最後に,多少面白いと思えたところとしてはファンタスティック・フォーのメンバーがどんだけ活躍していても,その活動中にパトカーなどを破壊すると請求書が..
Weblog: 人気映画 最新情報!
Tracked: 2007-10-16 05:55
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。