2007年10月04日

[ライトノベル]七不思議の作り方

七不思議の作り方 (電撃文庫)七不思議の作り方 (電撃文庫)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 七不思議の作り方 (電撃文庫)
[著者] 佐竹 彬
[種類] 文庫
[発売日] 2006-11
[出版社] メディアワークス


七不思議を管理すると噂されるSAWと,彼らの謎を解き明かそうとする二人の男女のちょこっとミステリーの入った学園青春物。
つい先日,続編とは知らずに2巻目を買ってしまった作品の1作目。既に続編を読んでしまっているので,SAWの正体や結末がどうなるのかは読む前から分かり切っていたので,あとはSAWが起こす不思議とその謎が一体なんなのか,そして主人公の二人が一体どうやってSAWに辿り着くのかを楽しみにしていた。

もっとも楽しみにしていた不思議のトリックについては,2作目と比べるとずいぶん曖昧な点が多かった。曖昧というのは,どうやって不思議を起こしたかというのの決定的証拠が提示されるわけではなく,あくまでも状況証拠的な代物しか提示されないので,作中での証拠すらも推理の域に達する説明によってますますよく分からない状態に。

また,続編を読んでしまったから楽しみ半減と思われたSAWの正体についても,この手の作品で名前がついているキャラが少ないというのは致命的と言わんばかりの状態で,ほぼ最初から分かり切ってる状態に。さらに言ってしまえば,SAWの正体自体は最後まで隠す気0のようで,文中でもSAWとしての言動や活動をしているシーンが何度も入っており,これじゃせっかくの「誰が」「なぜ」「どうやって」の謎のうち「誰が」というところを推理する楽しみがあっさり消されてしまっている。どうやら本格的にミステリーをやろうという雰囲気ではなさそうだというのが読みとれる。

1作目を読んだことでより痛感したのが,ミステリーというものをスパイスにした主人公とヒロインの(恋愛要素のない)青春学園物語を描くのが主体なのかもしれない。本シリーズに過度のミステリーを期待はせずにいようと思った。
posted by タク at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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