2007年11月11日

[ライトノベル]輪環の魔導師 闇語りのアルカイン

輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫 わ 4-25)輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫 わ 4-25)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫 わ 4-25)
[著者] 渡瀬 草一郎
[種類] 文庫
[発売日] 2007-11
[出版社] ..

つい最近『空鐘』シリーズを完結させたばかりの渡瀬さんが,またしてもファンタジーもので新シリーズを立ち上げ。

『空鐘』では,一応ファンタジーというジャンルではあったものの,所謂モンスターがいっぱい出てきたり,魔法を使ったり,勇者様ご一行といった典型的なファンタジーものではなく,王族の間での争いや国と国の戦争,政治的なやりとりなどを描いており,ファンタジーというより群像劇というイメージの作品だった。

一方,この『輪環の魔導師』では誰もが魔導具によって魔法を使うことができ,またその魔導具も人が作り出すことができるという世界になっており,よりファンタジー寄りになっている。他にも,ゴブリンみたいなやつや精霊や妖精などの概念もあるっぽく(実際には出てきてないが,今後出てくるかも?),ますますファンタジー色が強い印象。

ただ,こういった世界観であるものの魔導やモンスターというものが全面に出てくることはなく,敵となるのは『パラサイトムーン』のころから変わらず,戦闘狂でしかも何かをきっかけに強力を手にした"魔族"と呼ばれる人間たち。この敵の性質はなんか渡瀬さんの作品の中ではパターン化しつつあるなぁ,と感じた。せっかくモンスターみたいなのがいそうな世界なんだから,王道でも対モンスターとか入れてもいいんじゃないかと思わなくもない。いや,そういうのは他で読めるからそっち読んでくれと言われたらそれまでなんだけど……。

構図自体はワンパターンになっているが,ストーリーの流れは過去の作品と違ってる。いままでは組織同士または国同士といった大規模な勢力の対立の中での群像劇だったけど,今回は副題になっているアルカインと呼ばれる魔導師にかけられた呪いの解き方や,主人公の中に隠されたあるものを取り出す方法を探すための旅になっている。まぁ,ぶっちゃけ指輪物語系なんだけど,それを渡瀬さんがどう料理するのか。今後に期待したい。
posted by タク at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。