2008年01月10日

[ライトノベル]ダークエルフの口づけW

ダークエルフの口づけ 4 (4) (富士見ファンタジア文庫 21-84 ソード・ワールド・ノベル)ダークエルフの口づけ 4 (4) (富士見ファンタジア文庫 21-84 ソード・ワールド・ノベル)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] ダークエルフの口づけ 4 (4) (富士見ファンタジア文庫 21-84 ソード・ワールド・ノベル)
[著者] 川人 忠明
[種類] 文..
>>Seesaa ショッピングで買う

「混沌の国」ファンドリアを舞台にした本シリーズもついに完結。とはいえ,あくまで本作の一応の主人公アマデオの物語の完結だそうで,色々消化不良気味な終わり方。展開も少し急ぎすぎた感があった。

3巻目で本物のララサベル公爵ことアルシアスやミゼルという思わぬ強敵登場し,これまで無敵モードだったベラを追いつめる存在が出てきたんで面白くなってきたかと思ったが,今度はそのアルシアス+最強キャラっぽいミゼルのコンビが猛威を奮いまくり。

アルシアスを追い込んで今現在ララサベル公爵を名乗っているセルヒオへの復讐もあっさり達成,ベラと肩を並べるくらいの実力があったっぽいハーフエルフのファナもあっさり殺されちゃうし,ここまで圧倒的だと逆につまらん。

そういや,このララサベル公爵暗殺でエビータが暗黒神官のカラマサに捕まっていた時に何があったのか? というのの真相が明らかにされ,一体誘拐した時に何してたんだろう? という疑問が解決。というか,カラマサはどこまでもえげつないなぁ。

ララサベル公爵暗殺後は,エビータが発狂した上で意識不明になったり,ビアンカの過去話が出たりしてエビータ×ビアンカという百合な話もしつつ,エビータを逃亡させるアマデオの話に。というか,ここまでアマデオの影がいままで以上に薄くなってしまっていることに驚きというか,本当に主人公かよって思うわけですが。

この逃亡劇のシーン及びエピローグでは,アマデオとベラが再会したり,色々と交わされる言葉のやりとり,そしてベラもなんだかんだとアマデオのことを気にかけ,何かしら彼に対して想いを抱いているような面を見せる展開があり,思わずじわっと胸に感情がこみ上げてきた。

クライマックスにはアルシアスの復讐劇がセルヒオの子供たちにまで及び,その護衛にきていたベラの片腕のペニートやその他の部下たちがアルシアス+ミゼル+カラマサに挑むも,結局は圧倒的な力の前に倒される始末。なんというか,やっぱりここまで圧倒的だとつまらん。そのくらいじゃないと納まりきらない文量になるから省いたのかもしれんが,小説ならもうちょっと思わぬ形勢逆転みたいなものを用意して熱い展開をしてもよかったんじゃないだろうか。

そんなことを思っているとアルシアスを殺すためにベラが登場。その登場の瞬間はなかなかかっこいいと思ったんだが,結局この二人の戦いも純粋な戦いでは終わらず,各勢力の思惑が絡む無粋な形で決着……。これには思わずぽかーんとせずにはいられないくらいに脱力する結末だった。

なんだか戦闘の実力といい,政治関係の暗躍といい,とことん悪なのが上位にきてその他を食い物にしているという感じで,その位置関係が分かってしまうと意外性も何もなかったな,というのがシリーズ通しての感想。それがこの作品の特徴と言うのなら諦めるしかないのかもしれんが,悪のところにもなんらかのでかい被害を被るようなところがほしかったなぁ。
posted by タク at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。