2008年02月03日

[cinema]ジェシー・ジェームズの暗殺

監督・脚本:アンドリュー・ドミニク
原作:ロン・ハンセン
出演:ブラッド・ピット,ケイシー・アフレック,サム・シェパード,サム・ロックウェル
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/assassinationofjessejames/

ブラピ扮するジェシー・ジェームズという人物が暗殺されるまでを描いた小説を映画化したんだろう。そんな風に思って見てみたら,確かに内容はそうなんだが,問題はジェシーというのが実在する有名人だったこと。この映画は,実在人物を描いた映画の悪い癖がもろに出ていた。

ストーリーは,冒頭のジェシーについてのちょっとした説明の後,ジェシーとロバート・フォードが出会い,列車強盗をするところから始まる。そこからジェシーの周囲を取り巻く複雑? な人間模様が描かれた後に,眠気を誘われた頃ロバートがジェシーを暗殺,その後ロバート自身が暗殺されるまでが描かれている。

冒頭の説明は果たして知らない人でも分かるように,と配慮されたものなのかを疑うくらいに簡潔すぎる説明になっている。説明からは,何故彼がアメリカ中で有名になり,庶民から熱狂的に支持または憧れの的になってるのか,全く分からず,せいぜいジェシーが犯してきた犯罪の数々を知ったくらい。彼や彼を取り巻く環境など,人物背景がいまひとつ見えない状態になっている。

そんな状態で放り出された上に,ストーリーはジェシーとロバート以外の,ジェームズ一味やら親類関係やらのドラマをふんだんに盛り込んでくれたおかげで,一体誰が誰なのか,説明ない上に哀愁オーラが映像の隅々から感じ,眠気も誘われて考える能力も低下。ますます人物関係が分からなくなるという悪循環に陥ってしまった。

色々と分からないことだらけだったが,最もキモになるであろうロバートのジェシーに対する心情の変化という点に関してはうまくリードしてくれている。まぁ,ロバート自身が最初にジェシーを何故信奉していたのかはイマイチ掴めないが,そこはそういう設定ですってことで納得すればいいこと。
とにかく,ジェシーへの過剰なまでの信奉から,ともに行動して思ったよりも普通の人間だったということへの失望感や,ジェシーの親戚を殺してしまったことで,ばれたら殺されるという恐怖感から暗殺に走ってしまったことなどは,ロバートを演じるケイシー・アフレックが彼の心情を見事に表現してくれたおかげでシンプルなものになり,理解しやすくなっていた。ただ,それでこの映画を面白いと感じられるか否かは全く別だが……。

2時間40分という長い時間で実感したのは,ジェシー・ジェームズという人物のファンであるか,彼の暗殺事件について興味があるという人以外には,ただただ長いだけの退屈な作品ということだけだった。
ラベル:ドラマ 映画
posted by タク at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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