2008年02月11日

[PSP]スターオーシャン1 First Departure

スターオーシャン1 ファースト ディパーチャー(通常版)
スクウェア・エニックス (2007/12/27)
売り上げランキング: 375

いつか移植でもいいからシリーズ1作目が出ないかな? と思っていたら,ここ最近リメイクラッシュが続くスクウェア・エニックスのラインナップに,ついに『スターオーシャン(SO)』が登場。

オリジナルから11年を経て,初リメイクとして登場したPSP版『SO1』。プレイ時間28時間,隠しダンジョン及び隠しボス撃破込みでのプレイの感想を。ちなみに,パーティはラティ,ミリー,ロニキス,イリア,イウス,ヨシュア,マーヴェル,ペルシーの8名でいきました。

2Dから3Dに大きく生まれ変わったグラフィック

今回のリメイクの最大のポイントであろうところがグラフィック。

ドット絵で描かれた街やダンジョンは,背景がプリレンダCGによる擬似3Dフィールドとなり,その綺麗さはCGならではのものがある。ただ,とても綺麗ではあるが,グラフィック基準となったPS版『SO2』の時は感じなかったのだが,建物などの光沢がテカテカしていたり,色付けがベタっとした印象を受ける。

オリジナルではドット絵で細かく描かれていたこともあり,ハードの性能の都合上今の時代と比べたら粗はあるだろうが,オリジナルのグラフィックはいつの時代であろうとドッターの職人魂が宿っているかのような綺麗さがあって驚かされるものがあった。まぁ,これは思い出補正もあるだろうけど,オリジナルのグラフィックと比べるとリメイクのグラフィックは綺麗だと思えども驚きはないかなってところ。


また,以前は街と街の間をつないでいたフィールドマップが,ポリゴンによるワールドマップに変化している。これについては賛否がとくに分かれそうなネタだと勝手に思っているが,個人的にはギリギリで±0といったところか。

プラスの点は,ワールドマップ化したことで目的地に行きやすくなったこと。
オリジナルではフィールドをいくつも切り替え,気づいたらどこにいるのかわかんねー,と道に迷った末に次の街に着いた記憶があるので,迷いにくくなった点はよかった。

マイナスの点は,まずワールドマップでの移動速度が遅いこと。
街やダンジョンではもっと早く動いてなかったか? と思うくらいに走る速度が遅く,実際の移動時間はそれほど長いわけではなかったが,どうも印象として「遅い」というのが刷り込まれてしまい,これは最後まで払拭されることはなかった。
しかし,この移動速度が遅いという悩みも,ペルシーを仲間にすることで終盤に手に入るバーニィという乗り物によって解消される。バーニィを使うと遅かった移動速度も速くなるだけでなく,ザコと戦わずに済むという2つの嬉しいことがあって,最後の最後でマイナスを払拭できるだけのものがあった。

ただマイナスはもう一点あって,それはワールドマップの地図が見づらいこと。
ワールドマップは全体図かズームの2種類があるんだけど,例えば「西に行け」とか言われても,地図には方角を示すものがないため,ズーム地図ではどこにいるか分かっても,キャラが向いてる方向で地図が回転するため,どっちの方角を向いているのかさっぱり。ワールド全体にすると北が上にくるので方角は分かるんだが,今度はこっちがワールド全体のどこにいるのかが分からず。ズーム時に目的地が地図の範囲にないと,行ったこともない場所に行くために方角だけ言われてもどこへ向かえばいいか地図からは読みとれず,結局は彷徨い歩くことになってしまったことが何度か。この辺,なんとも思わなかったのかがちょっと気になる。


コンボの気持ちよさと,カメラワークに難が共存する3Dフィールドのバトル

『SO』シリーズといえばアクション性のあるバトルシステム。リメイク版では,PS版『SO2』のような擬似3Dフィールドを2Dキャラで縦横無尽に走り回り,○ボタンを連打していればコンボが決まるという,お手軽な内容に。また,魔法の演出なども3D化に伴いダイナミックになっている。

『SO』シリーズの最新作だけに,リメイクと言えども『SO3』のようなバトルシステムを望むファンも少なからずいたかもしれないが,あれは強弱攻撃があったり,ガードシールドやら行動するごとにスタミナみたいなものがあったりと,複雑でよりアクション性と戦略性が強かっただけに,結構敷居が高いと感じていたので,間口を広げるという意味でも今回のバトルシステムのようなボタン連打で気軽に『SO』シリーズのバトルシステムを楽しめるものを選んだことは良かったと思う。

全体的に軽いなりにも出来はよかったと思う。しかし,唯一というかものすごい欠点としてカメラワークを挙げたい。

オリジナルではハードの性能もあったのかもしれないが,2Dのためにバトルフィールド全体を常に映した状態になっていた。しかしリメイクでは,3D化になったことでカメラが操作キャラに寄ったり,魔法を使ったらその使用者にカメラが寄ったりと,演出面が強化されている。そういった演出だけなら欠点とは思わないが,これが補助魔法などを使用したときに問題が起きる。

補助魔法を使用すると,魔法をかけられたキャラをカメラが映すようになっている。そこまではいいが,その後あろうことか魔法をかけられたキャラに数秒カメラが映し続けた状態になり,その結果現在操作しているキャラがカメラに映らず,今動かしているキャラはとその周囲が見えない状態になるのだ。

これが最初に起こった時はたまたまだと思っていたのだが,補助魔法の度にこの現象が起きるんだからたまったものじゃない。これで『SO3』のようなシステムになってたら間違いなく死ねる。こういうところからも『SO2』基準でよかったと思った。


調整する気はゼロだったのか,という感じのバランス

オリジナルはどうだったのかは覚えてないが,リメイクの難易度バランスは結構めちゃくちゃだった。

中盤にある4国周りのイベントが起こるまでは普通に冒険していればレベルも上がり,その上がった分よりちょっと上の強さを持つモンスターが現れるといったバランスの良さがあるんだが,4国周りが始まるとモンスターの強さが一気に上昇する。具体的に言うと,レベル30くらいで余裕かましていたのに,次の場所に行ったら40以上ないととてもダンジョン探索できないくらいの強さになっていて,2,3回戦闘する度にレベルが上がっていくといったところ。

後先考えずに必殺技や魔法を駆使すれば戦闘も楽に勝て,レベルも適正まですぐに7〜8くらい上がるので,レベル上げに専念してから探索とかやればいいんだろうけど,やっぱ冒険中に徐々にモンスターも強くしていくという形にしていってほしかったな,と思う。


ちょっと寂しいアニメーションムービーの量

グラフィックの話で触れなかったけど,リメイクではアニメーションムービーが新規に追加されたことに伴い,キャラデザも変化している。

リメイク版のキャラデザを初めて見た時は,オリジナルのキャラデザが好きだっただけに,アニメチックになりすぎたデザインでちょっと落胆。ただ,オリジナルの絵はアニメで動かすにはちょっと厳しいかな? と思わなくもないので,今回の変化はアニメを入れるための仕方ない処置だと思って嘆くまいと思ったが,その肝心のアニメが残念なことに少なすぎる。

アニメが流れたのは,テーマソングとともに流れるプロモムービー,メインキャラが一切出てこないオープニング,ラティたちの初登場シーン,ロニキスたちとの初めての出会いを初め,エンディングを含めて7つほどを確認。

UMDというメディアはそれなりに容量もあるし,キャラデザ変えるくらいだからかなりアニメにも力を入れてるかと思ったらほとんど見ることもなし。ムービー以外ではせいぜいメニュー画面でのフェイス画や会話時にキャラ絵が出てくる時に使われる程度で,なんというか,キャラデザ変更してまでやることだったのだろうか? と疑問に思う。

とは言ってみるが,オリジナルとリメイク,どっちのキャラデザがうけるかと言われたらリメイクのほうが今風でうけるんだろうな,と思うと,アニメ関係なくキャラデザ変更は余儀ないものだったのかもしれない。
タグ:PSP RPG
posted by タク at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | game | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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