2008年02月20日

[cinema]テラビシアにかける橋

原題:Bridge to Terabithia
監督:ガボア・クスポ
脚本:ジェフ・ストックウェル,デビッド・パターソン
製作:デビッド・パターソン
原作:キャサリン・パターソン
出演:ジョシュ・ハッチャーソン,アナソフィア・ロブ,ズーイー・デシャネル,ロバート・パトリック
公式サイト:http://www.terabithia.jp/

世界中でベストセラーになった児童文学を原作に,ナルニアのスタッフによる映画化という,謳い文句のもならない謳い文句をひっさげたファンタジー。

大人も楽しめるとなかなか良い評判を聞いたのでちょっとだけ期待してみたが,これは小さい子をもつ親は楽しめるかもしれないが,独身の男,さらに言えば深夜アニメに飼い慣らされていると,いろんな意味で楽しめるが,作品が本来目指しているであろう楽しさは感じにくい。

この作品,身も蓋もないまとめかたをすると,孤独だった主人公とヒロインが近所の森で妄想力を駆使して魔法の国ごっこをするというお話である。

まぁ,子供のころというのは男の子はヒーロー物のまねごとやら,女の子はままごとなんかをして,とにかく想像力を駆使して遊ぶということを今でもよくするものだと思っている。しかし,この映画の主人公とヒロインは11歳という,そろそろ夢見がちなことばかりも言わないだろうというお年頃。そうなると,小さい子ならまだ微笑ましいと思えることも,さすがにその年齢では一歩間違えばちょっと頭のネジはずれぎみだとしか思えないもの。

一応,主人公のほうはまだ現実的な考え方を持っていたが,ヒロインのほうは不純な心で観ているとどう考えても電波にしか思えない言動を繰り返し,やがて彼女に振り回され続けたことでその手の素質があった主人公も流れにまかせてだんだんと……。とまぁ,児童文学として読んだ場合はそこまで感じなかったろうが,実写とはいえ映像があり,台詞も喋られるとなんだか深夜アニメやら18歳未満禁止なゲームのノリを感じる。

最後のほうになると,ありきたりだけどこの手のものには意外な展開が待ち受けている。意外というかあまりの唐突な超展開。これには驚きと同時にこれはないと思ったものだが,そこからヒロイン以外とは距離を置いた立ち位置だった主人公の心情や環境が(それまでも多少変化はあったけど)変わっていくきっかけになったり,思わず涙腺がゆるむシーンも連続したりと,それまでの電波な展開が霞むほど。

そういやナルニアのスタッフが手がけたということで,人材の無駄遣いをしないために申し訳程度のCGによってテラビシア王国を映像化していたけど,無駄にこりすぎてて,この手の映画にそこまで技術使う必要ないんじゃないかなぁ,と思わなくもなかった。
posted by タク at 00:15| Comment(0) | TrackBack(1) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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映画「テラビシアにかける橋」
Excerpt: 映画「テラビシアにかける橋」を観ました♪   一言: 映画後半、4席ほど右にいた
Weblog: Ctrl F 「映画」
Tracked: 2008-02-21 20:00
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