2008年03月20日

[ライトノベル]輪環の魔導師2 旅の終わりの森

輪環の魔導師 2 (2) (電撃文庫 わ 4-26)
渡瀬 草一郎
メディアワークス (2008/03/10)
売り上げランキング: 430

ファンタジー冒険譚の2作目。特定層を確実に意識しているような新キャラが一気に出てきて,比較的キャラ寄りの方向にいきそうな予感を感じた。

前作で黒猫の姿をした魔導師アルカインと旅立ったセロとフィノ。3人は,アルカインの仲間と落ち合うために辺境の都市に立ち寄るが,そこには魔族がいたり,古代の民が遺したという"旅の終わりの森"と呼ばれる場所があったり,んでもってアルカインの仲間たちは罠にひっかかって行方不明になったり……。さらには幼女キャラが出てきてセロを連れ去ったり……といったお話。

この2巻目で,今後もストーリーに絡む女性キャラが4人ほど出てきたんだけど,ちょっと"狙ってる"感が強い。新キャラ女性では,アルカインを猛烈に慕う巫女装束のドジっ子やら,面食いな幼女キャラや,刺激的すぎる敵の踊り子やらが登場し,さらにヤンデレ気味なフィノが加わるため,色物キャラを豊富に取り揃えてみましたって感じになっている。

女性キャラもいいけど,新キャラで一番活かしているのがアルカインの仲間の研究バカ・ホークアイ。魔族に襲われる時でも後輩の巫女ドジっ子・シズクに魔族との戦闘を任せて研究に精を出すというバカっぷり。こういうキャラはズレたギャグ担当になる傾向にあるんで,今後もいい意味でのバカっぷりを貫き,真面目なシーンを出さないようにしていただきたいもの。

さて,新キャラ追加に伴いキャラへの比重が強くなり,それもそれなりに気に入ってるわけですが,そうは言っても結構まじめにファンタジーしていた『空鐘』シリーズがイメージとしてあるだけに,ちょっと予想していたものとはだいぶ違うな,という感じ。
1巻目でフィノという強烈なキャラが出てきてるし,ボスキャラ? と思われるやつが顔で部下を選んでるみたいなことが台詞で出てきてた時点で予想がつくだろうと言えなくもないけど,さすがにここまで露骨にいくとは思っていなかった。

キャラ重視になっていると感じるので,『空鐘』のようなキャラクターもストーリーも期待とかいうより,キャラクター同士の掛け合いを純粋に楽しむという方向が正しい楽しみ方のような気がしてきた。
posted by タク at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | novel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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