2008年06月05日

[cinema]ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

原題:The Chronicles of Narnia: Prince Caspian
監督:アンドリュー・アダムソン
脚本:アンドリュー・アダムソン,クリストファー・マルクス,スティーブン・マクフィーリー
原作:C・S・ルイス
出演:ベン・バーンズ,ウィリアム・モーズリー,アナ・ポップルウェル,スキャンダー・ケインズ,リーアム・ニーソン
公式サイト:http://www.disney.co.jp/narnia/

前作では強大な魔力を秘めた魔女がラスボスだった。さて今回は,ナルニア人を滅ぼそうと企む人間たちが敵という,ファンタジーとしてはスケールダウンもいいとこ。つっこむのすら疲れる点が多すぎる第2章だ。

叔父に子供ができたことで命を狙われることになってしまったテルマールのイケメン王子が城から脱出するという,スリリングな形でオープニングを迎えるのだが,馬に乗ってのチェイスシーンがどうにも盛り上がりに欠けて退屈してしまう。このシーンが今後の展開の退屈さを物語っているとは露とも知らず,以後どこからつっこめばいいのか悩まされることになった。

前作でかなり不満のあった戦闘シーンの短さは払拭され,城攻めや一騎打ち,クライマックスの大軍を相手にした平地での戦いなど,バリエーションとボリュームが増量されている。ただし,前作のような魔女や魔物相手の戦闘と比べると物足りなく,所詮は人間(と魔法の使えないケンタウロスとか熊とかリスとか)vs人間という,ファンタジーとしてはとても地味な内容。

さらに,前作で英雄として活躍したペベンシー家4兄弟は,城攻めでは勝機をあせるあまりに大失敗するし,敵の大将と一騎打ちを申し込んだときも子供vs剣の腕がいまいちなおっさんという盛り上がりに欠けることこの上ないわ,ラストの平地での戦闘は,末っ子のルーシーがナルニアの創造主であるアスランを呼ばなければやられていたという,ナルニア軍にとっていいとこなしな内容。前作の勝利,そして今回のラストで,あのライオン任せであることを痛感させられるものばかりに仕上がっていた。

てか,アスランは,数百年前にテルマール軍によってナルニアを滅ぼされたときは何もしなかったらしいくせに,幼女が助けを求めにいったら姿を現し,魔法で戦況が不利だったナルニア軍を勝利に導き,あっさりテルマール軍を倒しちまうというのはどういうことか。これだけの力をなぜ数百年前に使ってやらなかったのかと。このライオン,実はただのロリコンじゃねーのか,と思わずにはいられない,そんな瞬間であった。

あと,せっかくのイケメン王子のロマンスの相手に弓矢をひっさげた長女はないと思うんだ。贔屓目に見たってかわいいとも美人とも思えないし,やたらに谷間が強調されてる胸以外に何があるんだと思わずにはいられない。ロマンスが発展するような交流があったわけでもないし,どう考えても一目ぼれ状態だが,とてもそんな風になるとは思えん。せっかくのイケメンなのに,相手があれでは女性ファンから顰蹙食らったんじゃないだろうか。

一応ティルダ・スウィントンがクレジットされていたが,白い魔女の登場シーンが1分もあったのか? というくらいの短さで,ほとんどカメオ状態なのにはある意味衝撃を受けた。もっと絡んでくると思ったのに一瞬かよと。

これからも続編が出てくるそうだが,7章まであるうちで1章以上にすごい敵が出てくるのか,原作を読んでいないので分からないが,続編は今回よりも地味な内容は勘弁願いたいものである。あと,あのライオン頼りになりすぎなストーリーもどうかと思うわ。
posted by タク at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 2008年鑑賞映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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