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<title>気まぐれな趣味たちの備忘録</title>
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<description>ここの中の人が巡り合った趣味（ゲーム・アニメ・マンガ・小説・映画）について書くブログです(^-^)</description>
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<title>[ライトノベル]輪環の魔導師5</title>
<description>あとがきにも書いてあったが，西天将ルナスティアとの決着が着いたことでひとまず第1部完という終わり方をした5巻。決着ついたはいいけど，次以降の伏線として追加された設定がまた蛇足な臭いがぷんぷんと……。ルナスティアの最終決戦ということもあって，今まで明かされなかった彼女が魔族化した経緯が語られた。これまでもその巻でキーとなるキャラクターの過去エピソードを語ることがあったけど，大してキャラクターの掘り下げができているようには感じなかった。だが今回は，魔族になった要因やセロが気づいた...</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-23T00:00:00+09:00</dc:date>
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あとがきにも書いてあったが，西天将ルナスティアとの決着が着いたことでひとまず第1部完という終わり方をした5巻。決着ついたはいいけど，次以降の伏線として追加された設定がまた蛇足な臭いがぷんぷんと……。<br /><br />ルナスティアの最終決戦ということもあって，今まで明かされなかった彼女が魔族化した経緯が語られた。これまでもその巻でキーとなるキャラクターの過去エピソードを語ることがあったけど，大してキャラクターの掘り下げができているようには感じなかった。だが今回は，魔族になった要因やセロが気づいた"西天将"の秘密について暗示するなど，掘り下げと伏線をうまく盛り込んでおり，なかなかよい演出になっていた。<br /><br />ルナスティアとの決着に関するエピソードは，重要な位置にいるかと思っていたメルルーシパの影が薄かった点を除いて，概ね面白かった。セロのソリッド・トーラスの暴走でバーサクモード突入するという珍事でルナスティア勢を壊滅させるという荒業に出たのはアレだが，それもアルカインがセロをいかに大事に思っているかを描くきっかけにもなっていたのでよしってところ。<br /><br />それ以外，次巻以降の伏線に関するエピソードは結構蛇足というか，次以降の展開が果たしてうまくまとめられるのか不安を感じさせるものが多かった。<br /><br />以前，セロに対する異常な執念について語られたフィノ。あの時もそうだが，別にフィノはヤンデレお姉さんという設定に留めるだけで十分なのに，なぜか幼少期に魔族に関する重大な秘密を見ていて，その記憶が封印されているとか，どんだけ重要キャラクターにしてるんだって感じ。まぁ，ただのヤンデレだけじゃ書き続けにくいのかもしれんが，かといってそういう重要なことはもう少し段階を経てほしいんだがなぁ。<br /><br />フィノの過去とリンクして明かされるセロの出生の秘密もそうだが，いきなりセロが今回初登場した北天将の息子だったなどという設定が出てきたことには唐突感が否めない。まぁ，これまで実親については一切セロが知らないこともあるし，実親が敵の親玉として登場するとかはベタっちゃベタなものを持ってくるのはありかもしれないが，正直フィノの件も含めて色々絡ませ過ぎじゃないかと。<br /><br />あと，これまで六賢人と魔族が勧善懲悪の構図になっていたが，そこから脱却して魔族側の正義，六賢人側の悪が語られるなど，各々の陣営が非常に複雑になりそうな設定も飛び出し，果たして収拾つくんだろうかかなり不安を感じる。『空鐘』も様々な思惑が入り乱れたけど，結局はナァナァで関係が収束していって，黒幕になったやつを共通の敵にするという単純なところに納まったけど，このシリーズはどうなることやら。うまく収束できれば言うことないんだけど……。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675982/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qflLJEhsL._SL160_.jpg" alt="輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675982/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675982/taku0b-22/ref=nosim/" title="輪環の魔導師〈5〉傀儡の城 (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.03.23</div></div><div class="amazlet-detail">渡瀬 草一郎 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 788<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675982/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div><a name="more"></a>

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<title>[cinema]ダウト あるカトリック学校で</title>
<description>トニー賞とピュリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画版。観たい映画の席が売り切れだったので，せっかく映画館に来たんだし何か他のものでも……と適当に選んだわりには結構面白かった。</description>
<dc:subject>2009年鑑賞映画</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-21T23:52:24+09:00</dc:date>
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トニー賞とピュリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画版。観たい映画の席が売り切れだったので，せっかく映画館に来たんだし何か他のものでも……と適当に選んだわりには結構面白かった。<br /><br /><a name="more"></a>舞台となるのは，1960年代のニューヨークにある神学校。ストーリーは，神父と学校初となった黒人生徒が密会し，その密会後に二人が不審な行動を取ったことから疑惑を抱いた校長と若いシスターが，密会で起こった真相を解き明かすというもの……なんだけど，映画の中ではその真相は語られない。<br /><br />この映画で描き出しているのは，疑惑によって浮かび上がる人間の本性。その三者三様というか，この疑惑に関係し主義主張をぶつけ合う各々の立場というものが，多少オーバーながらもリアリティがあって面白い。<br /><br />生徒が飲酒していたことを語り，疑惑については否定するも曖昧な態度に終始し，グレーなものはグレーのままでもいいのではという神父。そんな神父の態度でますます疑惑の念を強くし，神父と生徒の間に関係があったという自分が信じることを証明するため，徐々に行動をエスカレートさせていく校長。最初に疑惑を持ったにも係わらず，自体がややこしい方向に向かい始めるに従い怖気づき，面倒ごとに巻き込まれるのはごめんとばかりに投げ出す若いシスター。そして，真実よりも自分の子供によくしてくれるという事実だけで十分という態度を貫く問題となった生徒の母親。<br /><br />上記4人の立ち位置は，個人としてみると極端な意見もあってオーバーすぎるきらいがあるけど，疑惑によって置かれる人が行動しうるものを大きく分類したものとして見れば，登場人物たちにうまくその縮図がはめこまれており，そのあたりにリアリティというものを感じる。<br /><br />配役された出演人も結構なもので，アカデミー賞にノミネートされた若干校長演じるメリル・ストリープは，ややハイすぎてついていけない部分もあったりはするが，それを差し引いても厳格な女性というものを熱演しているし，フィリップ・シーモア・ホフマンに至っては男色があっても不思議じゃない怪しさや，少年を魅了しても不思議じゃない妖しさがあり，なんか色んな意味で怖い。<br /><br />主演二人があまりに濃すぎて目立ってない感はあるが，若いシスターを演じた女優さんや生徒の母親を演じた女優さんも，二人に負けまいとする気概が感じられてよかった。<br /><br />ラストで神父は神学校を出ていったものの，結局のところ，それが疑惑が本当だったのか，はたまた疑惑を強くしていく校長についていけなくなったせいかは，観客側からも分からずじまい。真相を隠したままにしたのは，観客にもどの立ち位置にいくかを考えさせるためだったのだろうが，最後くらいはすっきりさせるために真相を明かしてくれてもよかったかなぁ，と思う。ま，これはあくまで愚痴だが。<br /><br /><br /><a href="http://www.movies.co.jp/doubt/" target="_blank">公式サイト</a>

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<title>[ライトノベル]イスカリオテⅡ</title>
<description>神の奇跡を模倣する断罪衣を纏い，七つの大罪を具現化した&amp;lt;獣&amp;gt;との戦いを描いたシリーズの2作目。新キャラクターの登場や，イザヤの変化と覚悟など，今回も読み応えがあって面白かった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-16T00:00:00+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
神の奇跡を模倣する断罪衣を纏い，七つの大罪を具現化した<獣>との戦いを描いたシリーズの2作目。新キャラクターの登場や，イザヤの変化と覚悟など，今回も読み応えがあって面白かった。<br /><br /><a name="more"></a>イザヤたちの住む御陵市に新たに赴任した修道士ラーフラ。ノウェムの炎，カルロの肉弾戦とどちらも近接寄りだったのに対し，ラーフラの能力はダビデの投石器を模倣する遠距離型。ただ，投石器そのものを模倣するのではなく，銃器を投石器に，銃弾をゴリアテを打ち倒した石に見立てたものになっており，最初「投石器とか地味すぎだろ」と思ってアクション面に不安を抱いたのもいい思い出。<br /><br />今回カルロは参加しなかったが，近（中距離もありか？）のノウェムと遠のラーフラという二人のコンビネーションによって，アクションの幅が広がっており，遠距離系を持ってきたのはいいチョイスだったなと思う。特にそれを実感したのが，飛行機で逃げつつも<獣>を空中で仕留めようとするシーン。ギリギリまで我慢に我慢を重ねて<獣>をひきつけ，十分近づいたところで一気に力を解放するところはかなり熱い演出だった。<br /><br />熱いといえば，ラストのほうでイザヤがまた断罪衣を発動したところも熱い。前回と違って一発逆転のご都合的な発動ではなく，1巻のラストで目覚めた"もう一人"の玻璃によって半分だけ力をもらい，ノウェムの協力を得て強引に断罪衣を発動させるところは，体が壊れても限界を超えた力を使おうとする少年漫画的な熱さが。それに，そもそもイザヤがもう一度断罪衣を発動させるため力を得る決意をしたのが，ノウェムを失うことを恐れてのことともあって，そのあたりの心理描写も熱いものがあった。<br /><br />話をラーフラに戻すが，彼の立ち位置が単なる仲間というのではなく，イザヤやカルロに疑いの目を向ける異端審問者という点もよいところ。異端審問者という，イザヤの正体に対して気兼ねなく疑う者が存在が登場したことで，今後のイザヤのニセモノぶりにもようやくバレたらやばいという緊張感が出てきたし，"もう一人"の玻璃のこともあって，常に周囲を煙に巻くカルロとのやりとりも含め，足場を引っ掻き回す存在として活躍してほしいところ。<br /><br />1巻のときに久しぶりに萌えというものを感じさせてくれやがったノウェムは，今回もすばらしかった。<br />人形でありながらイザヤのことになるとやたら感情的になるけど，そんな自分を理解できずに思い悩む姿は思わずゴロゴロしたくなること必至だし，イザヤのノウェムに対するツンデレぶりも手伝っていいコンビだと言わざるを得ない。しかも，今回は二人（というか一人と一体？）の距離にも進展があって，なんかもうノウェムを幸せにしやがれよ，こんちくしょーだ。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404867594X/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NRlUqSLdL._SL160_.jpg" alt="イスカリオテ〈2〉 (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404867594X/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">イスカリオテ〈2〉 (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/404867594X/taku0b-22/ref=nosim/" title="イスカリオテ〈2〉 (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.03.15</div></div><div class="amazlet-detail">三田 誠 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 1157<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404867594X/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[PR]注目のキーワード「渋川市」</title>
<description><![CDATA[
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<dc:date>2009-03-16T00:00:00+09:00</dc:date>
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<title>[cinema]ディファイアンス</title>
<description>第二次世界大戦中，ナチス・ドイツのよる迫害から約1200人ものユダヤ人を救ったというビエルスキ兄弟。その実話を元にした映画。</description>
<dc:subject>2009年鑑賞映画</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-14T23:34:05+09:00</dc:date>
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第二次世界大戦中，ナチス・ドイツのよる迫害から約1200人ものユダヤ人を救ったというビエルスキ兄弟。その実話を元にした映画。<br /><br /><a name="more"></a>実話を元にしたから，というわけかは分からんがかなり地味な内容。一応アクションもあるにはあるが，基本的に森の中で隠れ住んでいるため，地味なものが多い。唯一，ドイツ軍に包囲されつつある森から抜け出た後の平野での攻防戦は，戦車やら機銃やらがあってそこそこ見応えはあったが，それでもこの映画限定で見応えがあったというだけで，他の映画と比べるとかなり地味な印象は拭えなかった。<br /><br />タイトルにディファイアンス（防衛線）とついているので，もっと自分たちの住む場所を守るための攻防がいくつも起こり，いつ襲ってくるか分からないという緊迫感ある展開が多いのかと思ってたが，そんな期待はするだけ損だった。<br /><br />ビエルスキ兄弟が森の中で構築したコミュニティは結構まったりしており，危機らしい危機は食料危機に陥るか，血の気の多い内部の人間によるぶつかり合い，そして食料を略奪した老人の通報でナチス・ドイツに味方する地元警官隊が駆けつけたくらい。あとは恋愛模様をまじえた淡々とした生活が主で，その恋愛ネタも登場人物多すぎて個々のエピソードが消化不良というか，一応事実としてあったから入れておかないとな，というおまけな印象だった。<br /><br />脚色は多分にあるにしても一応実話が元なんで，完全なフィクション映画のように劇的な出来事がそう何度も起こりまくることはないのは分かるが，それでも映画としての見所というものがもっと用意してほしかった。<br /><br />結構面白いというかよかったなと思えたのが，ビエルスキ兄弟たちが復讐と称して周辺に住むドイツ人？を殺しまわったり，農民たちから食料を略奪行為を働いたりといった，一般的な英雄としてのイメージと離れたエピソードも盛り込んでいたこと。生きるためには決して綺麗事ばかりではやっていけないし，こうしたエピソードを交えることでより人間味というものが出てくるもんだが，ドラマ性ってあまりない映画だからそれほど効果的なものではなかったのが悔やまれるところか。<br /><br /><a href="http://defiance-movie.jp/" target="_blank">公式サイト</a>

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<title>[Xbox360]スターオーシャン4 -The Last Hope-</title>
<description>前作から6年，ディレクターズカット版からも5年ぶりとなった『スターオーシャン（以下SO）』シリーズ最新作。ハードをXbox360に移したことでグラフィックはよりリッチで美しくなり，アクション性の高い戦闘も前作よりシンプルなシステムになったことで攻撃がテンポよく繋がって爽快さがあり，エフェクトの派手さもプラスしてより楽しいものに仕上がっていた。</description>
<dc:subject>game</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-11T00:41:28+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
前作から6年，ディレクターズカット版からも5年ぶりとなった『スターオーシャン（以下SO）』シリーズ最新作。ハードをXbox360に移したことでグラフィックはよりリッチで美しくなり，アクション性の高い戦闘も前作よりシンプルなシステムになったことで攻撃がテンポよく繋がって爽快さがあり，エフェクトの派手さもプラスしてより楽しいものに仕上がっていた。<br /><br /><br /><a name="more"></a><h5>ド派手なエフェクトとスピード感溢れる戦闘</h5><br />『SO』シリーズといえばもっとも大事なの戦闘。今回も60fpsでキャラクターが滑らかに動き，ド派手なエフェクトを多用した色彩豊かな戦闘が楽しめた。<br /><br />4の戦闘では攻撃が次々と繋がる爽快さを意識されている。3では行動するたびに減るGutsや強弱攻撃などによって，行動の一つ一つを考えながらプレイしていたのに対し，それらを排除して1や2のようにシンプルなものになっている。<br />また，RT/LTボタンにはそれぞれ最大で3つ技または魔法を登録することができ，テンポよく押すことで強力な技が繋がるだけでなく，リンクコンボというダメージボーナスもつくようになっており，ド派手なエフェクトも手伝ってかなりアドレナリンを刺激される出来。<br /><br />さらに，4で追加されたラッシュモードという，テイルズで言うところのオーバーリミッツのようなシステムも導入されたことで，操作キャラクターの動きがよりスピーディになるだけでなく，攻撃を受けてもひるまなくなるので，仲間から回復してもらうことさえ忘れなければ力強く戦うことが可能になっており，爽快な方面に戦い方の幅が広がっていて好印象。<br />またラッシュモードには一方的に技を繰り出せるラッシュコンボモードというものがあるんだが，使える技がRT/LTボタンに登録した技しかないので，そこはちょっと地味な印象があった。なんでもテイルズの物真似をすればいいわけじゃないが，ラッシュコンボモードならではの大技とかがあればなぁ，とちょっと惜しい気持ちも。<br /><br />4に追加された要素でもう一つ忘れてはならないのがサイトイン/サイトアウトという視界の概念。<br />敵から狙われた状態でBボタンを一定時間長押しし，左スティックを傾けることで敵の視界からサイトアウトすることで，スローモーションになってマトリックスばりのアクションを決めながら敵の背後につくことができる。<br />サイトアウトは戦闘を有利に進めるのにも有効だが，何よりサイトアウト中の映像がとても綺麗で，約一名でんぐり返しする幼女がいるものの，それ以外はかっこいいアクションをで魅せてくれるので，ついついザコ相手にもサイトアウトしたくなってしまう中毒性があった。<br /><br />戦闘の内容自体はとても満足だったが，キャラクターが覚える技や魔法の種類が少ないのはちょっと残念なところ。あまり多すぎてもあれではあるが，さすがに一人あたり10個に満たない技では寂しいところ。魔法についても20に満たないし，もう少しバリエーションがほしかった。<br /><br /><h5>少年漫画の王道を行くストーリー</h5><br />宇宙暦10年。地球人類が宇宙開拓に乗り出した時代を舞台に，宇宙船カルナスに乗って複数の惑星を巡り，シリーズの設定としてあった未開惑星保護条約が成立するまでのストーリーが描いている。<br /><br />トライエース作品というとストーリーの評判がかなり悪いのが常だけど，『SO4』のストーリーの肝である未開惑星保護条約が成立するまでの経緯は，個々の惑星でのエピソードを通してキャラクターたちの心理も含めてきちんと描かれており，うまくまとまっていたと思う。<br /><br />また，もう一つのキーワードともいえるのが「仲間」という二文字。<br />主人公たちは何かとこのキーワードを連呼することに多少うんざりはするものの，「友のため」「仲間のため」戦うというのは少年漫画の王道テーマとしてなんだかんだで熱くなれるものがあったし，主人公が真っ直ぐ突き進む熱血タイプなのでテーマ自体が胡散臭くならなかったこと，中盤から終盤にかけて銀河の命運をかけた戦いにまで発展していくことも合わさって，ストーリーを盛り上げてくれていた。<br /><br />総じて本編ストーリーの根本やキャラクターの本編上の役割は概ね満足でとても楽しめた。まぁ，トライエース作品は『ヴァルキリー・プロファイル2』以外はわりとストーリーも楽しめたし，評判が特に悪い『SO3』のオチはSFらしさがあっていいと思っていたような人間なんであてにはならない"楽しめた"かもしれんけど……。<br /><br />ただし，ストーリーが語られるイベントシーンには大いに不満あり。<br /><br />これまでの『SO』シリーズでも多少長いイベントシーンはあったと思うが，5～10分は当たり前，最長で30分を超えることすらあるイベントシーンが連続することは少なくともなかったはず。色々と丁寧に語ってくれるのはいいが，ゲームで10数分見ているだけというのはかなり苦痛。要点をより明確にして短くするべきだったと思う。<br /><br />さらにイベントシーンの苦痛を増長させるのがキャラクターの動き。実際に自分で操作するバトルでは滑らかにスピード感溢れる動きを見せていたというのに，イベントシーンでは素人がやる学芸会やら人形劇を見させられているようなぎこちない動きばかりで，長時間見せられるクオリティに全然達していない。<br /><br />PSの頃は2Dだったので気にならなかったが，3D化してからのトライエース作品のキャラクターの演技はほんとにダメすぎる。このあたりは他社というかスポンサーのスクエニに任せたほうがいいんじゃないだろうか。<br /><br /><h5>はめをはずしたプライベートアクション</h5><br />これまでも本編中では決して見せないキャラクターの一面が見えたり，仲間との仲が進展してイベントが発生したりと，キャラクターに対する思い入れを深めることに一役買ってきたプライベートアクション（以下PA）。<br /><br />今回のPAは，公式サイトで動画が流れてネットの一部で話題になったエッジ・バッカス・ウェルチのぶっ飛んだ漫才も含めて，過去最高にはめをはずした（いい意味で）ひどいものが多く，たくさん笑わせてもらった。<br /><br />特にひどいのが，ウェルチ絡みのPA。新しい仲間が追加される度に毎回対応するエッジをはじめ，絡まれた仲間たちを唖然とさせるウェルチのぶっ飛んだ言動は，出典元を知っているとダメ人間度があがりそうな気にさせるものばかりで，それがとても楽しい。ストーリーが進展するたびに，今度はどんなダメ人間なネタを披露してくれるのかと，真っ先にアイテムクリエーションルームに向かう自分がいた。<br /><br />そのほか，各キャラクターのやりとりでは落ち着いた内容のものもあれば，鬼と化したレイミとエッジのその後をはじめ，これはひどいと思えるものが取り揃えてあり，どんだけひどければ気が済むんだよ（笑）と思わずにはいられなかった。<br /><br />楽しいPAが多かっただけに，残念だったのがPAが起こるのが宇宙船の中だけなこと。過去シリーズでは立ち寄った村や街ならではのキャラクターたちの反応や絡みが見られただけに，今回そういうのがなかったのは残念というかもったいないと思った。まぁ，宇宙船限定になったことで，PAのために惑星を行き来したりする必要がなくなり，シンプルにPAを追えるようになったともいえるが……。<br /><br /><h5>全編通しての不満点</h5><br />細かい不満はいくつもあるが，それを挙げるとキリがないのがトライエース作品なので特に気になったところを挙げていく。<br /><br />まずは今回も健在なシリーズでおなじみとなるアイテムクリエーション（以下IC）。3の時みたいにスキルレベルに応じて作られるアイテムがランダム＋お金がバンバン消えていくのとは違い，レシピを手に入れるか作成し，素材を手に入れればほしいアイテムを作れるようになったため，IC自体のストレスはだいぶ軽減された。だが，ICをするには宇宙船まで戻らないといけないのが難点。<br /><br />Disc2枚目まではそこまで苦にならないし，本編をただクリアするだけなら宇宙船に戻るという作業だけで済む（これもそれなりに面倒だけど）。だが，終盤になると惑星間をテレポートできるようになる代わりに宇宙船がラスダンの惑星に不時着状態になるため，ICするためにはラスダンの惑星にテレポート→宇宙船へ，ということなる。そうなると，ネット上でも話題にあがっている過去の惑星に行くためにDisc2に，ICのためにDisc3に入れ替えることになり，これが思ったよりストレスになった。<br /><br />これまでDisc入れ替え自体は別にいいと思ってきたが，それはあくまでストーリーの進行上でのDisc入れ替え。行きたい場所に行くためにDiscを入れ替えるというのは相当の不満要素。ストーリーが進行するに伴い行けなくなる場所ができるのとどっちがマシかと言われると悩むが，むしろどっちもダメだろって感じだ。<br /><br />このDisc入れ替え問題は街人やショップで依頼されたクエストや，クリア後の隠しダンジョンに行くにもDisc2枚目に存在したりするため，同様に起きる現象。3枚もDisc使ってこういう仕様にするというのは，1枚あたりに入っているデータ容量が相当でかかったということなんだろうか。ロード時間は快適にすることに努力をしているだけに，こういうところでも遊ぶ側が快適になるよう心がけてほしかったところだが……。<br /><br />また，綺麗なグラフィックに誤魔化されがちだが，街やダンジョンが過去シリーズでもかなり少ないこと，街自体が狭い上に人が少ないこと，広いフィールドがあっても平原で無駄な広さを感じてしまうなど，次世代機に移行したシリーズ作品が共通に抱えてしまった問題点も垣間見え，これまた残念だった。<br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001C3L120/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img 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<dc:date>2009-03-11T00:41:28+09:00</dc:date>
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<title>[cinema]少年メリケンサック</title>
<description>役者たちが箍を外したようなおバカな演技に終始笑わえたけど物足りなさを感じる，そんな作品。</description>
<dc:subject>2009年鑑賞映画</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-07T23:51:06+09:00</dc:date>
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役者たちが箍を外したようなおバカな演技に終始笑わえたけど物足りなさを感じる，そんな作品。<br /><br /><a name="more"></a>務めている音楽会社を退社することになった主人公の女性が，偶然ネット上で見つけたパンク・バンドの動画を社長に見せたところ，社長が気に入ったためにスカウトしにいくはめに。しかし，動画やバンドのWebサイトでは若者だった彼らの姿は既に過去のもので，今では40過ぎのおっさんばかりだったからさぁ，大変ってお話。<br /><br />クドカン作品はほとんど観たことないんで，観る前は気合いと根性でバンドを成功させていく熱いサクセスストーリーものなのかと思っていた。でも実際には奇人変人な設定を持つ登場人物たちの，下品な言動さえもさらっと飛び出るおバカな掛け合いで笑わせるタイプだった。<br /><br />つい最近容疑者の妹を守っていたあの人も汚い面してるわ自分の欲望に忠実すぎて周囲の人間を振り回すダメ人間だし，バンドメンバーの他3人も田舎丸出しのギター担当や痔のドラマー，とある事件を機に車椅子生活をすることになったボーカルなど，変な気質の持ち主ばかり。音楽会社の社長も役者のイメージまんまのすべり気味な暴走をするし，よくもまぁこんだけバリエーション豊かな変人を思いつくもんだ。<br /><br />そして，そんな変人たちを相手に堂々と渡りあう主人公演じる宮崎あおいも，今まで見たことない面白キャラを演じきっていた。冒頭から両目を寄せる顔芸を見せたかと思えば，セクハラ的な言動にも動じず，むしろ言い返したりするし，売れないアーティストの彼氏と気持ち悪いらぶらぶぶりを見せたりして，こんなのもできるんだと，改めて役者としての能力の高さを実感させられた。<br /><br />笑いの部分は満足なんだけど，その一点ばかりが目立っていて他がおざなりだったのが物足りない。<br /><br />別にサクセスストーリーものだと思っていたからといって，感動するような演出がなかったとかは気にはしない。ツアー中も演奏は地味だしボーカルは歌うことも立つことも満足にいかないボロボロのコンサートと，前半はとにかくいいことなしで見ていて痛々しくなるシーンが多かったのもいい。だけど，途中からまともなコンサートができるようになってからはコンサートシーンが端折られるようになったのはつらい。<br />一応はパンク・バンドをネタとして扱ってるんだし，パンクの魅力とかを感じさせるようなシーンがないのはとても残念。とはいえ，こう思うのは去年『DMC』があったから思うことであって，それがなければこれでも満足できたかもしれない。てか，そもそもクドカン作品にパンクの魅力を伝えるような作品を求めるべきか，という疑問もあるかも？<br /><br />まとめると，とにかく何も考えずに笑いたい，宮崎あおいの新たな魅力を観たいという点に関しては十分に応えた作品で，それ以上を求めるとちょっと物足りなさを感じる作品ってところか。

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<title>[ライトノベル]葉桜が来た夏3 白夜のオーバード</title>
<description>今回も悪くはなかった。ただ，もうちょっと話の規模をマクロにしたほうがいいんじゃないかなぁ，という気がしなくもなかった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-03-05T01:06:50+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
今回も悪くはなかった。ただ，もうちょっと話の規模をマクロにしたほうがいいんじゃないかなぁ，という気がしなくもなかった。<br /><br /><a name="more"></a>葉桜の過去エピソードを中心に，今まで見せなかった彼女の心の闇を描いたり，葉桜に対する学の気持ちの整理やら二人の関係の進展やらをうまく交えてるんだけど，同時に，人類とアポストリの戦争時代に廃棄されたはずのラパーチェという兵器の登場で無駄に話が大きくなってしまっていた。<br /><br />このラパーチェという存在，葉桜の母の記憶やらを持っていたことで葉桜の過去を掘り起こし，本当の意味で過去から脱却して今を生きることを彼女に決意させたという点では有意義な存在だった。ただ，葉桜がそう決意するまでの過程で，機能上の問題で暴走して取り押さえようとした警官たちを殺しまくり，さらに自衛隊まで出動して無駄に大規模な戦闘シーンを演じてくれちゃってる困ったちゃん。しかも，圧倒的な破壊力で自衛隊すらなぎ払ってるし。<br /><br />これまでも，この作品にアクションがある必然性がないと言ってきたけど，今回はその思いが最上級。正直，こうしないと学と葉桜の関係に変化は起こせないのかと小一時間もの。ここまでやられると，もはや作者の好みでやってるんじゃないだろうかと思わずにはいられない。続刊を読むのなら，もうここに対してツッコミやら疑問を抱くのは疲れるだけだから諦めるべきなのかもしれない。<br /><br />アクション担当の葉桜に対して頭脳担当のはずの学が，今回は頭脳方面での役割が少ないためか，アクションで活躍することに。といってもラパーチェを止めるために囮となって逃げ回るってだけなんだが。<br />2巻の段階で，学に頭脳担当を割り振られたことはよかったと言ったので，最初は学にまでアクションやらせるなよって思った。だけど，葉桜をラパーチェが見せた過去の幻影から取り戻すために行動のクライマックスとして，頑張れ男の子的に体使うのは悪くはない展開。ただし，ちょっとスマートすぎたのが玉に瑕。もっと必死に泥臭く逃げ回ってくれたほうが好みなんだが，キャラクター設定から考えたらそれは似合わないか。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675281/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XPSFmuBML._SL160_.jpg" alt="葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675281/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675281/taku0b-22/ref=nosim/" title="葉桜が来た夏〈3〉白夜のオーバード (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.03.05</div></div><div class="amazlet-detail">夏海 公司 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 6090<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675281/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[ライトノベル]ラプンツェルの翼</title>
<description>『ツァラトゥストラへの階段』が面白かったので作者買いしてみたが，作風が悪い意味で崩れてなかったという印象の強い新作。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-28T23:29:25+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
『ツァラトゥストラへの階段』が面白かったので作者買いしてみたが，作風が悪い意味で崩れてなかったという印象の強い新作。<br /><br /><a name="more"></a>社会の裏にはバグと呼ばれる人類の敵に対抗する存在－－救済者。救済者を育成するためのゲームに巻き込まれた少年と救世者候補となる少女のお話なんだが，なんというか土橋氏の作風と設定がマッチしてないんじゃない？と思わずにはいられなかった。<br /><br />今回もなんの前情報もない状態でゲームに放り込まれ，限られた情報からゲームに隠されたルールやらなんやらを自らが見つけ出していき，同じ環境下におかれたプレイヤーとの駆け引きが展開されたり，相変わらず女性キャラに対するセクハラがあったりと，タイトル名と変更のかかった設定以外何一つ変わってない。前作とちょっと違うかなってところは，遼一と奈々の人間関係というか信頼を築いていく過程に若干比重がかかっているかなってのと，物語の進行に合わせて敵味方が変わっていく腹の読み合いがなく，味方は最後まで味方だというプレイヤー同士の立ち位置が複雑じゃないことくらい。<br /><br />徐々にゲームの全貌が明らかになっていくにつれてプレイヤー同士が衝突（今回は殺し合い）が始まり，油断できない緊張感ある状況に追い込まれていく過程がテンポよく描かれるのでぐいぐいと物語に引き込まれるし，このゲームを行う真相が炙り出された瞬間は，意味があまりないと思われたシーンが意外な形で伏線となっていたことに驚かされた。<br />それに，遼一とヒロインの奈々やその他ほどほどにバリエーションを揃えた女性陣との会話は，土橋氏らしくセクハラ発言も交えたウィットに富んだもので，セクハラ発言も物ともせずに自然と会話をする女性陣も含めて楽しめた。<br /><br />ただ，このゲームを題材にした作風が救済者を育成するという設定にマッチしていたかというと否。まず生死をかけたゲームありきで始まり，そこから作者がやりたかった話を，作風に合う合わない関係なく無理やり肉付けしていったという印象。なもんで，面白いかつまらないかと言われたら面白かった，だけどなんか違うんだよなぁって思いを読んでいる最中ずっと抱く結果に終わってしまった。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675273/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UfUQd4vqL._SL160_.jpg" alt="ラプンツェルの翼 (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675273/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">ラプンツェルの翼 (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675273/taku0b-22/ref=nosim/" title="ラプンツェルの翼 (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.28</div></div><div class="amazlet-detail">土橋 真二郎 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 2533<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675273/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[cinema]チェ 39歳別れの手紙</title>
<description>『チェ』2部作の後編。内容は悪くなかったけどあまりの単調さに眠気に負けてしまった前編と違い，眠気など起きずに最後まで映画に没頭することができた。</description>
<dc:subject>2009年鑑賞映画</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-27T23:59:00+09:00</dc:date>
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『チェ』2部作の後編。内容は悪くなかったけどあまりの単調さに眠気に負けてしまった前編と違い，眠気など起きずに最後まで映画に没頭することができた。<br /><br /><a name="more"></a>キューバ革命後，キューバを離れボリビアに渡ったゲバラの，革命戦争に殉じた英雄の姿を淡々と描いた後編。前編と同様に淡々とした演出ばっかりだったが，なんで眠くならかったかと言うと，やっぱりその先に待っている結果が正反対だったのが大きい。<br /><br />そもそも前編はキューバ革命が成功することが分かりきっている上に，革命後の演説やらインタビューも織り交ぜながら成功話を淡々と語っていた。しかも，革命に勝利したときですらドラマチックな演出もなく，革命が成功するまでを描いたにも係わらず映画として物語に起伏がないため，常に平地を歩き続けている感じで途中で飽きがきてしまったのが眠くなってしまった要因。<br /><br />一方，後編は物語の終わりに敗北という2文字が待っている状態。最初こそ過去の経験を活かした戦法で勝利したところまでは退屈だったが，序盤から現地の有力者から協力を得られなかったところから始まり，農民たちは現ボリビア政権側の味方になってしまったり，アメリカがキューバの再来を阻止するために介入したりと，キューバ革命の時とはまったく違う状況に。<br /><br />元々キューバでの成功を発端とした活動だったので，その成功例が通用しなくなって革命活動の歯車が噛み合わなくなり，戦闘を重ねる毎に仲間を失い，徐々に追い詰められて弱々しくなっていく英雄の姿は，淡々とした演出をもってしても緊張の連続。というか，ここにきて淡々とした演出が映画の中で起こっていることがいかに切迫しているかの説得力を生み出していた。<br /><br />前編は後編のために用意された完全な前座だったんだな，というのが正直な感想。それだけ後編のほうはいい映画だったと思う。

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<title>[ライトノベル]雪蟷螂</title>
<description>いつの間にか前作，前々作が『人食い3部作』になっていたらしく，〆となる3作目だそうで，どんな後付けだよとツッコミを入れたくなりつつも，相変わらずの丁寧で小説の世界に引き込まれる文章に魅了された。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-22T23:53:40+09:00</dc:date>
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いつの間にか前作，前々作が『人食い3部作』になっていたらしく，〆となる3作目だそうで，どんな後付けだよとツッコミを入れたくなりつつも，相変わらずの丁寧で小説の世界に引き込まれる文章に魅了された。<br /><br /><a name="more"></a>今回は「愛した男を食べたい」という激情を持つ言われる部族の女性の物語。これまでは人ならざる者が人を食べようとする話だったので，テーマ的にきつくてもまだ耐えられた。だけど今回は人が人を食べたいということで，今まで以上にハードな展開を覚悟していたんだが，本当に人食いなのではなく，それくらい激情を持って人を愛するってことだったので，ちょっとほっとした。<br /><br />物語は，いくつもの小さな部族同士がぶつかり合う雪山を舞台に，長い間戦い続けたフェルビエ族とミルデ族。この2つの部族が戦に終止符を打つために行われることになった政略結婚の前日から始まる。<br /><br />冒頭，フェルビエの長を務める主人公のアルテシアと雪山で死を待つ少年の物語が語られたので，実はその少年の正体がミルデの者かと思って，そこから運命のうーたらこーたらでも始まるのかと思ったら全く見当はずれ。さすがにそんな安い運命話はしないのはよかったが，そんな安っぽいことしか想像できなかった自分の思考に軽く凹んだ。<br /><br />ミルデに着いてからは，そこの先代族長のミイラの頭がなくなったことで，それをフェルビエの仕業として戦を再開しようとする現族長を説得するため，アルテシアが全てを見通すとする魔女に会いに行くことに。そこから，ある男と女の殺し合いから生まれた激しい愛の物語，アルテシアのたった一度だけ抱いた恋の物語が語られ，また個々の主要人物たちが抱く想いが淡々と綴られていく。その一つ一つがあまりに切ない想いばかりで，一体どういう終わりを迎えるのだろうかと，読むペースもどんどん上がっていった。<br /><br />かなり劇的な終わり方を予想していたので，意外と無難なところに着地したことに拍子抜けはしたが，変に驚きとかを用意されるよりはストレートなハッピー（と受け取ったけど実際はどうなんだろう？）エンドは読了後の後味もよいのでこれはこれでよし。<br /><br />これにて3部作は終了したわけだが，じゃあ次は一体どんなテーマを書くんだろうか，この人。電撃，というかライトノベルでは珍しいタイプの作家さんなんで，テーマも含めて次回作を早くお目にかかりたいものだが……。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675230/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51cOuDYQBAL._SL160_.jpg" alt="雪蟷螂 (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675230/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">雪蟷螂 (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675230/taku0b-22/ref=nosim/" title="雪蟷螂 (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.23</div></div><div class="amazlet-detail">紅玉 いづき <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 370<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675230/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[ライトノベル]アクセル・ワールド1 黒雪姫の帰還</title>
<description>第15回電撃小説大賞の大賞受賞作。Web小説として人気を博した作品を改定したものらしいが，元のほうは読んだことないので分からんが大賞を受賞するのも納得の面白さ，そして熱い魂の入った文章だった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-21T23:34:42+09:00</dc:date>
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第15回電撃小説大賞の大賞受賞作。Web小説として人気を博した作品を改定したものらしいが，元のほうは読んだことないので分からんが大賞を受賞するのも納得の面白さ，そして熱い魂の入った文章だった。<br /><br /><a name="more"></a>主人公はデブでいじめられっ子。だけど，仮想世界では圧倒的な＜速さ＞を持つキャラクター。現実と仮想世界とで違う顔を持つというのは，この手の作品としてはあまりに直球ど真ん中のベタさ。しかも，美人に気に入られたり，いじめられっ子から仮想世界で大活躍するヒーローに成長するなど，この作品くらいベタを貫き通されると逆に気持ちいい。<br /><br />さらに，バトルシーンもロボットみたいな姿見をしたアバターによる武器類を使用しないぶつかり合いという点もポイント高し。剣や銃などの武器を使用したバトル物の作品でも熱いものは熱いけれど，やっぱり一番熱くて面白いと思えるバトルってのは己の肉体だけを頼りにした肉弾戦。<br /><br />初戦こそバイクに乗ったイカレ野郎が相手（これはこれでマッドっぽくていいチョイス）だったが，メインディッシュとなる戦闘は重量感ある見た目とそれに見合ったパワー重視が相手。主人公も武器類は持たずスピード重視のタイプで，パワーとスピード，どちらが勝るかという戦いは手に汗握るほどに読んでいて楽しい。<br />そしてバトル物のお約束，互角の勝負から敵の必殺技でピンチに陥り，主人公が秘められた力に目覚めて一発逆転するところもばっちり用意されており，展開は分かりきっているのについ熱くなってしまう。しかも，きちんと必殺技名を叫んでいるし，ネタバレになるので自重するが，敵となる相手も主人公が超えねばならない相手とあって，互いの最後のぶつかり合いは，あまりに読む側が熱くなるツボをつかれすぎてまいってしまった。<br /><br />文章も読みやすく，熱い展開がたくさんあり，ライトノベルの王道をいくようなキャラクター設定もばっちり取り揃えている。あとは泥臭い"漢"っぽさがもっとあると面白いと思うのだが，商業ではこれから続編が出るものの，一度は既に完結している作品なんでそこまで期待するのは欲張りというものか。まぁ，それがなくても十分熱い作品なんで続編がすごく楽しみだ。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675176/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514GEeb88vL._SL160_.jpg" alt="アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675176/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675176/taku0b-22/ref=nosim/" title="アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.21</div></div><div class="amazlet-detail">川原 礫 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 18824<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675176/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[Wii]アナザーコード：R 記憶の扉</title>
<description>任天堂×CING。DSで2度タッグを組んだ両者が3度目に選んだのはWii，しかも4年前にDSで発売され，ハードの特長をフルに活かした仕掛けをふんだんに盛り込んだアドベンチャー・ゲーム『アナザーコード』の続編。DSを買うきっかけにした作品の続編ということもあって，CINGがWiiをどう料理するのか期待したが，結果はWiiリモコンの特長を活かすのではなく振り回されてしまっていた。</description>
<dc:subject>game</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-15T23:50:35+09:00</dc:date>
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任天堂×CING。DSで2度タッグを組んだ両者が3度目に選んだのはWii，しかも4年前にDSで発売され，ハードの特長をフルに活かした仕掛けをふんだんに盛り込んだアドベンチャー・ゲーム『アナザーコード』の続編。<br />DSを買うきっかけにした作品の続編ということもあって，CINGがWiiをどう料理するのか期待したが，結果はWiiリモコンの特長を活かすのではなく振り回されてしまっていた。<br /><br /><br /><a name="more"></a><h5>Wiiリモコンに振り回された仕掛け</h5><br />DSで出た2作同様，今回も仕掛けを解きながらストーリーを進めていく。前作同様に入手するアイテムやDASと呼ばれる機械，さらに今回新たに登場したWiiリモコンと形状が同じRASという機械の登場でバリエーションに幅ができたものの，Wiiリモコンの特長を活かそうとした仕掛けが洗練されておらず，逆に特長に振り回されてしまってる印象を受けた。<br /><br />今回も集めたアイテムやヒントを駆使し，頭を使って仕掛けを解いていく作業は簡単なものから骨が折れるまで様々で，解いたときの達成感はあるにはある。Wiiの最大の特長ともいえるモーションセンサーやポインターデバイスもふんだんに取り込んでいるのだが，お世辞にもうまい使い方ができたとは言えない。<br /><br />ポインターデバイスの使い方は調べたいオブジェクトを指定するのが主で，DSのタッチペンで十分代用が利く程度の用途がほとんど。まぁ，これはある種仕方ないとも言えなくもないが，モーションセンサーにしても，リモコンを縦や斜めに持ったり，押したり引いたり回転させるくらい。しかも微妙に反応が大雑把なのでたまにいらつく場面もあり，ついでに言えばこれらを使用した仕掛けが面白くない。モーションセンサーを使った仕掛けはこうするしかなかったのかと疑問が沸いた。<br /><br />数少ないよかった点としては，RASを使って扉のセキュリティを解いていくところ。セキュリティを解くため表示されたコマンドに従ってWiiリモコンのボタンを押すのだが，単純にボタンを押すだけでなく，+-ボタンを演算子にしていたりと，指示されたコマンドは一つだが，押すボタンは複数使う必要があるなど何かと考えさせる点が面白かった。ただ，これってWiiの特長を活かしたかといえば微妙なところ。<br /><br />とはいえ，DS版でも出たDASを使用した仕掛けはより洗練されたもの，一筋縄ではいかないものを取り揃えており，考え応えのあるのがいっぱいあった。なので全体で見たら不満は少ないのだが，Wiiリモコンの特長を活かそうとするあまり，これって面白いの？というのが目立ってしまったのも否定できない。これならDSでより洗練されたものを出してもよかったんじゃないかと思う。<br /><br /><br /><h5>グラフィックの出来はいいが，テンポを悪くしてしまった3D化</h5><br />トゥーンシェイダーで描かれたグラフィックは，Wiiの中でも特別優れたものではないがかなり良い出来。<br />モーションがカクカクなため，動いた途端にポリゴンしちゃっているがパッと見はアニメといってもいいキャラクター。ゲームキューブのころから妙に強かった水の表現。移動を横スクロールにしたことで見える部分を限定した風景。どれも見た目で十分に楽しめる出来。惜しむらくは，光源処理などがまったくされていないことだが。<br /><br />パッと見はすばらしいので3D化したことに問題はなかった，と言いたかったが，実際はそうもいかない。<br /><br />これは3Dにしたことの宿命かもしれないが，せっかく気持ちよくテキストを読み進めているのに，キャラクターが台詞にあわせて身振り手振りしたり表情を変えるモーションが終わるまで次のテキストが出てこないなど，テンポを崩される場面が多々あった。<br /><br />2Dの時代にも間というものを意識することはあったが，あれは間の演出ゆえ気にならなかった。だが，既に表示されたテキストに対して行われるモーションに対しての待ちをさせられるのは結構苦痛だった。<br /><br /><br /><h5>ストーリーがよかっただけにシステム面で残念な作品に</h5><br />13年前に死んだ母と訪れた湖に来たアシュレイ。そこで母が何をしていたのかを思い出し，13年前に起こった母の死の新たな事実に近づいていく過程は前作と似ているが，そこに親子の物語をエッセンスとして盛り込み，最後には思わずホロリとさせるストーリーで，エンディングを迎えたとき，とても清々しかった。<br /><br />また，前作では幽霊のパートナーのエピソードもあったけど，基本的にはアシュレイは孤独という状況。それに対し，今回は前作のアシュレイと似た状況に置かれたパートナーのマシュー，さらにアシュレイが出会う様々な人々との交流など，『ウィッシュルーム』ほどではないが複数の登場人物のエピソードが入り混じっており，人と人の繋がりを描いていた点もよかった。<br /><br />多少強引な展開もあったけど，ストーリーは概ねよし。ついでに，色々調べることでアシュレイが様々な反応をするのも面白かった。それだけに，Wiiの特長に振り回された仕掛けやテンポの悪いテキストなど，システム方面で目立つ不満があったのが残念でならない。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBIPJY/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51nZZqmFWfL._SL160_.jpg" alt="アナザーコード:R 記憶の扉" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBIPJY/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">アナザーコード:R 記憶の扉</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/B001HBIPJY/taku0b-22/ref=nosim/" title="アナザーコード:R 記憶の扉" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.15</div></div><div class="amazlet-detail">任天堂 (2009-02-05)<br />売り上げランキング: 146<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001HBIPJY/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[ライトノベル]東京ヴァンパイア・ファイナンス</title>
<description>第15回電撃小説大賞の銀賞受賞作。新人賞四冠の作者が描くライトノベルはどれほどのものか，と手に取ってみたが，なんか新人賞総なめに便乗した出版社側の煽りで受賞したんじゃないかとちょっと思ってしまった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-14T23:32:56+09:00</dc:date>
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第15回電撃小説大賞の銀賞受賞作。<br />新人賞四冠の作者が描くライトノベルはどれほどのものか，と手に取ってみたが，なんか新人賞総なめに便乗した出版社側の煽りで受賞したんじゃないかとちょっと思ってしまった。<br /><br /><a name="more"></a>送り狼になるために貢ぎ続ける借金抱えた派遣労働者の青年，オレオレ詐欺に復讐を誓う老人たち，性転換したい美女，ドラッグ・デザイナーから足を洗いたい女性。なにも共通点のないはずの彼らを唯一繋ぐ一つの点－－タクシーに乗って夜の街を徘徊し，融資する客を探し回る女，万城小夜。<br /><br />万城小夜から融資をうけた4人の面白おかしい日常・奮闘劇を描いた作品なんだが，ハードスケジュール群像劇というジャンルを謳っており，その名のとおり4つの物語が慌しく同時進行している。<br /><br />良く言えば裏社会も設定に盛り込み，ノリと勢いに任せて綴られたスピーディな文章，悪く言えば色々と詰め込んだごった煮状態な作品。ぶっちゃけ群像劇である必要性をあまり感じない作品なんで，4つの短編として小分けにして短編集にしてもよかったんじゃないかと思うが，そうしたらキャラクター同士の掛け合いは面白いけど一つの物語として見たらつまらないものになっていたと思う。なので，勢い任せに群像劇にしたのは正解だったんじゃないかと。<br /><br />ただ，まとめに入るところで4つの物語を慌しく同時に終結させ，さらに融資された4組が突如姿をくらました万城小夜を探すために集結する流れはかなり強引だった。<br /><br />小夜がなぜ融資をして回っていたのか，その金は一体どこから流れてきたのか，4人の客の事情に必要以上に首を突っ込んでくるのか，といった謎を解き明かすために，なんの伏線もなく都市伝説級の組織を持ち出したことで畳み始めたはずの風呂敷を広げてしまっている。ただでさえ忙しない展開が，忙しないを通り越してめちゃくちゃ引っ掻き回されたような感じだし，そのオチはなんともチープ。<br />ぶっちゃけ，オチを読んでみたら小夜のバックなんて金持ちのお遊び程度でもいいものを，わざわざ規模の大きい闇組織を持ち出してアンダーグラウンドな臭いを漂わせたいなら，もうちょっと伏線を張ってくれたほうがよかったんじゃないかと思う。<br /><br />ライトノベルってことでキャラクターにも注目してみると，いかにもアンダーグラウンドを臭わせるクセの強い個性を持つキャラクターたちが，傍若無人を絵に描いたような万城小夜と出会うことでちょっと危ない言葉も飛び出す暴走気味な会話は読んでいてとっても楽しかった。それだけに，やっぱりオチの部分が残念でならない。<br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675192/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Wmr7Nos5L._SL160_.jpg" alt="東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675192/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675192/taku0b-22/ref=nosim/" title="東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.14</div></div><div class="amazlet-detail">真藤 順丈 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 6834<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675192/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[ライトノベル]パララバ</title>
<description>今年も電撃小説大賞受賞作が出てくる季節がきた！ということで，まずは大賞よりも面白いケースが多い金賞受賞作の『パララバ』から読んでみたが，読者側が読んでて恥ずかしくなるくらい青春したラブストーリーにしたほうがいいんじゃないか，って作品だった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-10T23:57:34+09:00</dc:date>
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今年も電撃小説大賞受賞作が出てくる季節がきた！<br />ということで，まずは大賞よりも面白いケースが多い金賞受賞作の『パララバ』から読んでみたが，読者側が読んでて恥ずかしくなるくらい青春したラブストーリーにしたほうがいいんじゃないか，って作品だった。<br /><br /><a name="more"></a>友達以上恋人未満，毎日電話で会話するだけの関係で，お互い会ったこともなかった遠野綾と村瀬一哉。いつかは逢おうと思っていてもなかなか一歩が踏み出せずにいた二人に，突如訪れた一哉の事故死。だが，彼の死に落ち込んでいた綾の携帯に，死んだはずの一哉からの電話がきたことから甘酸っぱいパラレル・ラブストーリーが始まる……かと思ったら，一哉が生きてる世界では綾が死んでいたことから，お互いの死に不信感を抱き，死の真相をめぐるミステリー要素を混じった作品になっていた。<br /><br />並行世界，時間を越えた人との交流をテーマにした作品は結構あって，読む前は恋人になれたかもしれない二人がお互いの気持ちを整理して別々の道を歩んでいく切ない青春ラブストーリーを期待していたのだが，それはいい意味……ではなく悪い意味で裏切られたかな，って印象。<br /><br />綾と一哉のやりとりには，青春物特有の気恥ずかしいやりとりもあるし，綾が何かと発狂するシーンがあって笑えるところもあったりと面白いところがいくつもあった。サブキャラとして登場するラメルさんというキャラクターもかなり癖のある性格をしており，ちょっと男勝りな点も含めて面白い人だし，綾の周囲にいる友人たちも出番は少ないけど物語の鍵になるうまい配置をしており，キャラクター作りと役割分担がうまいと思った。<br />ストーリー運びも，学校で流行っているというものや下駄箱の位置を間違えやすいなど一見意味のなさそうな日常描写が真相に迫る伏線になっているなど，徐々にピースが集まっていき，一つのパズルが作り上げられていく過程は，金賞受賞とはいえ新人作家が書いたものとは思えないほど。<br /><br />ただ困ったことに，王道のラブストーリーにたいして変化球として取り入れられたミステリー部分の大詰めでケチがついてしまっている。<br />綾と一哉の行動はあまりに探偵"ごっこ"すぎたものの，構成のうまさのほうが目立っていたのでまだ許容できたのだが，2人が真相に辿り着いた後，お互い相談もせずに1人で犯人たちと対面しにいったところで，"ごっこ"遊びだったんだとつくづく痛感させられて一気に興醒め。いくら犯人が顔見知りとはいえ，もう一つの世界では自分を殺した相手だということも忘れて危険をまるで考えない行動を取り，挙句に殺されそうになるという展開は，安物の2時間ドラマすぎて，ここに至るまでの技巧が台無し。<br /><br />もしかしたら，後先考えずに行動して安っぽい危機に陥るほうが現実的な高校生，というか若さなのかもしれんが，たとえ非現実的であっても所詮フィクションなんだから，フィクションなりの綺麗さを，協力しあってスマートな解決にもっていくこともできたんじゃないかと思う。いや，むしろそうあってくれたほうが，もう二度と出逢えない2人の最後の手向けになったんじゃないか。そう思うと最後は惜しかった。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675184/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/512roe5qNmL._SL160_.jpg" alt="パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675184/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4048675184/taku0b-22/ref=nosim/" title="パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.11</div></div><div class="amazlet-detail">静月 遠火 <br />アスキーメディアワークス <br />売り上げランキング: 247<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048675184/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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<title>[ライトノベル]聖剣の刀鍛冶</title>
<description>アニメ化決定したから……ではなく，いつも行ってる本屋で熱いキャラクターが活躍することを説いたお薦めポップを見て手に取ってみたが，確かに無駄に熱血なのが心地よいファンタジーだった。</description>
<dc:subject>novel</dc:subject>
<dc:creator>タク</dc:creator>
<dc:date>2009-02-07T23:57:51+09:00</dc:date>
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アニメ化決定したから……ではなく，いつも行ってる本屋で熱いキャラクターが活躍することを説いたお薦めポップを見て手に取ってみたが，確かに無駄に熱血なのが心地よいファンタジーだった。<br /><br /><a name="more"></a>主人公は街の自警団に所属する少女セシリア。登場した瞬間は威勢のいいかっこいい女の子してたのに，いざ戦闘になると恐怖で足が竦んでしまい一気にヘタレ化。結局もう一人の主人公（のはず）ルークに助けられるという，なんとも典型的な守られ系ヒロインに成り下がる。<br /><br />そこで終わってしまえば手に取ったことを後悔するんだが，度重なる実戦の中で何度もヘタレになっても，ルークに助けられようとも，友を助けるため，己が目指す騎士になるため，己を鼓舞してがむしゃらになるセシリアの姿は実に熱い。最初から強くてかっこいいのではなく，強くてかっこいい奴になろうとするところは，昔のジャンプ系漫画のノリ。それをうまく小説に落とし込んでいる。<br /><br />また，言動は堅苦しくて男っぽいにも係わらず，女の子であることをきちんと意識しているのもよい。<br />こういう男っぽい感じのキャラクターは，ステレオタイプになると容姿が女というだけであとは男キャラクターとあまり変わらないというもんだけど，お洒落やヒロイン兼ロリポジションと思われるキャラクターにも気配りができる，そういうところもまたよし。<br /><br />あとは，イラストではちっとも実感できないが巨乳キャラらしく，そのことをネタにおバカなセクハラにあういじられキャラかと思えば，ルークに自分の剣を作ってもらうために分割後払いにしろと脅迫したり，ルークとの恋人疑惑浮上やルークのロリコン疑惑浮上時に抜刀してあわよくばルークを殺そうとする滅茶苦茶ぶりを見せたりと，笑いどころも抑えているのもツボだった。<br /><br />熱いストーリーで全然気にしなかったんだが，タイトルに「聖剣」の2文字がついているわりには，肝心の「聖剣」が出てこなかったような……。一応魔剣は出てきたけど，刀鍛冶であるルークは，文字通り「刀」持ちだし，一体「聖剣」はいつ出てくるんだろうか。もしかして最初からシリーズ想定してつけたタイトル？<br /><br />1巻を読む限りは少年漫画のような熱血ぶりが光っていて面白かったので続刊を買う気満々，というか買ったんだが，唯一不安なのはセシリアとルークの間に恋愛関係が勃発しないか，ということ。変に恋愛いれずに熱いストーリーだけ続けてくれれば嬉しいんだけど……。とりあえず，今月の電撃新刊を読み終わったら2巻以降を読んでみるとする。<br /><br /><br /><div class="amazlet-box" style="margin-bottom:0px;"><div class="amazlet-image" style="float:left;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840120838/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514NqGlO9vL._SL160_.jpg" alt="聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)" style="border: none;" /></a></div><div class="amazlet-info" style="float:left;margin-left:15px;line-height:120%"><div class="amazlet-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840120838/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)</a><div class="amazlet-powered-date" style="font-size:7pt;margin-top:5px;font-family:verdana;line-height:120%">posted with <a href="http://www.amazlet.com/browse/ASIN/4840120838/taku0b-22/ref=nosim/" title="聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) (MF文庫J)" target="_blank">amazlet</a> at 09.02.08</div></div><div class="amazlet-detail">三浦 勇雄 <br />メディアファクトリー <br />売り上げランキング: 2988<br /></div><div class="amazlet-link" style="margin-top: 5px"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840120838/taku0b-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">Amazon.co.jp で詳細を見る</a></div></div><div class="amazlet-footer" style="clear: left"></div></div>

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